発売日:2021-10-20 シナリオ:7 グラフィック:9 システム:7 総合:7 長所:ストーリー 短所:面倒? 種類:W | デッキ構成型ローグライクカードバトル。Steamのレビューなどでもネタバレ厳禁、面白いからプレーしろと言われているが、まさにその通り。ただ、いくつか注意点がある。カードバトルとしての出来はまぁまぁといった程度であまり本格的ではないこと、あくまでストーリーが中心であること、謎解きのミニゲームがあり結構難しいこと、この3点だけは人を選ぶので注意が必要。あとは、画像見て気に入ればやってみると良い。画像からにじみ出るセンスの良さと暗い雰囲気そのもののゲームでした。
(ネタバレ:カードゲームだと思って買ったので少し肩透かしを食らった。ルールがころころ変わって飽きないので面白いがACT1は3面までで短い。ACT2はカードコンプ欲は満たされるけれどそれだけでカードバトルとして単純すぎる。ACT3は繰り返し挑戦出来てRPGの様相。積み上げていくのか、繰り返すのかその辺りが中途半端。本題であるストーリーについてもリアル謎解きには興味がなかったので、暗号と言われても正直どうでもよく、尻切れトンボ的に何が何やら分からず終わることに、不満がある。解説サイトを見ても、ヒットラーの遺体だ、カーネフェルコードだなんだと、だからどうした感が強い。恐らくオカルト的な秘密がOLD_DATAに隠されていて隠れ蓑もしくは実験場としてACT2のゲームが作られた。ACT1はレシーが、ACT3はPO3が追加で作り出したゲームであり、カーダーがそれら全てをプレーしている画像を見ている、で、秘密を知るものが暗躍していて、カーダーは殺されてしまったという話なんでしょう。じゃあプレイヤーが見ている動画はそもそも何なのか?というと実は生き残ったP03が拡散しているという話なんじゃないかと想像しますが、定かではありません。そもそも、P03がそれをして何が良いのかが不明。貞子のビデオみたいな感じで拡散すると人間にインストールされるという話なのかもしれませんが。何にしろ機械の反逆、目覚める知性という筋書き自体よくあり目新しさがない。それでも面白いのは練り込んだ設定や演出、絵、音楽の組み合わせにあるのだろう。印象に残っているのは、ACT1。閉じ込められている焦燥感がありつつユニークカードが話掛けてくれて一緒に頑張ろう感があった。それ以降は蛇足感さえあった。カードバトルは、ウロボロスを強くする点、自作でカード作る点が楽しかった。ACT3は特に自作カードが強すぎて他がどうでもよくなる。自作が最後の方でしかできないので、今までカード融通してきた苦労は一体、という別な焦燥感があった。)
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