パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2003-11-25 | ページ表示数:3403回

アグレガード(一般)

発売日:1994-10-21
原画:Disir シナリオ:Ichirou Deto 開発:SIGN PROJECTS
シナリオ:7 グラフィック:6 システム:7 総合:7
長所:ストーリー  短所:テンキー不可
種類:D_??
Win版:無
DRPG。正統派ファンタジー。神話の時代、多くの「考える者」が争い倒れた、しかし「天の光への道」の発見によりどこか遠くに移住していく「考える者」たち。人類の新たな時代が始まる。時代は下り、魔導師が神の業が書かれた書物を見つけたことから、物語は始まる。そして今から二百数十年前「ダイバー」と呼ばれるダンジョンから宝を引き上げるもの達が生まれた。とオープニングではこうなっている。剣と魔法、そして前時代に科学が発展していたという世界。ストーリーやシナリオは非常に琴線に触れるものがあり、知らない方が物語をより楽しめるだろうからここでは割愛する。さて、システムだが、まずキャラクターメイキングで男女や体格、色、名前、ボーナスポイントの配分などを行える。ということは当然主人公達は無口。しかし、個性豊かなサブキャラ達が物語を盛り上げます。戦闘はリアルタイム、全自動。行動を指示することも当然できる。武器防具、魔法(習得アイテム)は大概敵が落とすものを使う。これらを売ったお金が主な収入源だが・・・使い道はほとんどない。DRPG部分はオーソゾックスな作りでオートマッピングを備える。マップをクリックするだけでその場所まで行けるのがうれしい。ただテンキーを使用できないので移動は少し面倒だ。難易度としては一部山場で非常に難しくなっているが気を抜かずにプレーしていれば大抵切り抜けられる。ということで、非常に味のあるキャラクターとシナリオが傑作と言って間違いないものを持っている正統派RPG。ご都合主義ではないこの作品、是非やって欲しい。(無駄な宝箱はない。プレー時間は10時間程。)(どうでも良いことかもしれないが、「コジロウ」はそのまんま、「うしおととら」の「とら」。)(以下、感想ネタばれなんと言っても、コジロウとパイロンの準主人公キャラが生き生きしている。そこかしこに溢れる悲しい現実に対する一言二言が効いている。そこいらに転がっているご都合主義のゲームとは違い、次々と襲ってくる悲しい現実になんとかして生きている人々がまぶしい。ご都合主義といえばこのゲームでは主人公が死んだ時に復活する理由が述べられている。ファンタジーな内容だがそれでも感心する。(カルドの村で何とか村人殺さないようにできないかと思ったが・・・どうしても血の跡が三つ・・・。バリーも殺してしまう。ただ、村人のコメントは相当前向きなものに変化した。最後の戦闘でも地上の人たちに被害が出るが、こんな村人や親しい人々さえ死んでしまう設定をたてた事に敬意を表したい。aggregate=集合体。)

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