パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2024-05-28 | ページ表示数:81回

Cassette Beasts(一般)

製作:Bytten Studio
発売日:2023-04-27
シナリオ:5 グラフィック:7 システム:8 総合:7
長所:完成度  短所:スキップなし
種類:W
ポケモンライク。モンスターを集めて戦うRPG。不思議な世界に流れ着いた主人公が元の世界に戻るためにモンスターを集めながら戦う。カセットにモンスターを録音するとそのモンスターに変身して戦うことが出来る。モンスターはステッカーと呼ばれる技を覚える。これを剥がしてある程度自由に付け直すことができる。どのモンスターを使うか、どのステッカーを組み合わせるか考えながら戦う。戦闘には他にも各種要素がある。属性の相性、5段階のレベルと進化、フュージョン(合体)、レア素材による回復アイテムなどの数量・種類の強化、APによる技の強弱など。2対2(助っ人で最大3)バトル。人間相手の場合はカセットで戦っているので、HP0になっても人間が無事なら別なカセットで引き続き戦闘が可能。戦闘以外ではアクション要素があり、走ったり電気で引き寄せたりマップ上の仕掛けを解いて宝箱を開けたり、ダンジョンに入ったりする。キーボードだと操作が難しい箇所もあったのでコントローラー推奨。ストーリーに関係しない宝箱だけの仕掛けは多い。ただ中身は大したものは入っていない。マップはそれほど広くはないが、仕掛けで進めなかったりで実際よりも広く感じる。追加アクションやファストトラベルの拠点が解放されないと移動は面倒。敵は可視化されていて、モンスターの種類もある程度わかる。人間も多く、勝利前後で会話も出来る。仲間は6人、それぞれストーリーがあり休憩時にも会話があり、恋人にもなれる(恋人になってもフレーバー程度)。本筋のストーリーやレンジャーのキャプテンと戦ったりストーリーはほどほど充実している。音楽はキレイで、キャラも少ししゃべる。モンスターは120種類以上いて、それぞれ2体でフュージョンも出来るので数は多め。やり込み要素も多いので、50時間くらいは遊べる。全体的に完成度が高い大作。ただなんとなく小粒感がある。実質、町は1つでマップが狭かったり、モンスターの系列もあり実は数がそれほどでもなかったり、ストーリーが主人公とそれ以外で群像劇的な広がりが感じられないからかもしれない。あとはステッカーの入手が店で買ったり、くじで手に入れたり、モンスターのレベルアップで手に入れたり、宝箱で手に入れたり、方法が多いので新しいモンスターをゲットしても新鮮味がないのかもしれない。戦闘を高速にできないのはストレスだが、後半レンジャーの依頼をこなしたり、何かしら目的があるので戦闘は楽しめる。仕掛けはギリギリ解ける優しめの難易度。ポケモンライクなゲームがしたくなったら楽しめるかもしれない。(ネタバレ:既視感がある。想像上のキャラクターが実体化した世界だったり、異次元が複数あって渡り歩くキャラがいる世界観とか。最後にラスボスを倒して自分たちの世界、それ以外の世界への侵略を止めて、自分達は元の世界にそれぞれ帰っていくというエンドも。クリア後にもう少し世界観を見せてくれたりするのも。とはいえ、ストーリーはフレーバーなのでこんなものかなとも思う。)(攻略:モンスター自体はそれほど重要ではない。タイプとステッカーが重要。やっていて強かったのは電気タイプのせんてひっしょうで1ターンごとにスイッチする戦い方。3キャラをぐるぐる回してAPが溜まったら大技を使う。ルーレットで大技を使ったり、バフを付けまくったり応用が利く。問題はうっかり倒してしまうのでモンスターを録音しはぐることがあること。

©Bytten Studio/Cassette Beasts(持ち出し厳禁)©Bytten Studio/Cassette Beasts(持ち出し厳禁)
©Bytten Studio(ビッテンスタジオ)/Cassette Beasts(カセットビースト)
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