発売日:1999-12-03 原画:CARNELIAN シナリオ:中村穂積 シナリオ:8 グラフィック:7 システム:7 総合:7 長所:説明的な会話 短所:大量の誤字 種類:W_?? | あるものは言葉遊び、時間の逆行、精霊、陰謀、殺人、恋愛、幻想。ないものは立ち絵とHシーン。(笑)とにかく難解系サスペンスです。伏線に次ぐ伏線ですっかり忘れていたような事も出てきてなかなか。とにかく文章量が多い。人によっては駄目とのこと。ところで、「化石の歌」とスタッフが大分重複している。二つの発売日が同時期である事を考えると不思議。発売・著作は「KT.Factory」でそのブランドが、「Pure Platium」。さてさて第一感想は小難しい、ややこしいです。だからと言って謎が謎のまま残る事はなく注意さえしていれば解く事が出来るので良い。もっとも物語をややこしくしているのが時間のずれですね。(というか反則?)さて内容は、唐突に少年がいます。如何にも探偵みたいな格好しています。目の前で人が死んでしまったり、知らないはずの人を知っていたり、車両を移動するごとに時間が逆流し未来に戻ることが出来ない状態に困惑します。行き着く先に何があるのか?何が起こっているのか?最初は謎に包まれていますが・・・。物語の根本に触らないとここまで。それにしてもこのゲーム、意味ある選択肢は両手で数えられる程しかないし文章の両隣に顔が出てくるだけで立ちシーンはないし、おまけにほとんどHシーン(2人だけ?)もない。ゲームというより小説と言った方がよさそうです。しかも例えを多用したり言葉遊びしたり中世以前の思想を持ち出してみたり、むずかしめの小説ですね。(というか意味不明の例え?)とは言えやっぱりヒーローとヒロインが出てくるので恋愛物。ばりばりのファンタジーです。夢の世界が幅を利かせています。面白いというよりは先が読みたくなる好奇心?難解系に飢えている人は是非手にとって見てください、でも哲学的な難しさとも少し違いますよ、ファンタジックな難しさです。シナリオについてはこれ位。システムは選択肢が出ている時にセーブできない事や、CG枚数が少ないなど不満点もありますがそれほど重要でもないでしょう。CGのタッチ自体は暗めで繊細で好きです。音楽は良いですね。全体として長過ぎる気もしますがあの人数のシナリオを消化するには必要不可欠だったのでしょう。(個人的にはミルヒは可愛いかったし謎だらけの人たちや癖のあるキャラクター達と過去、シャルロットとの痴話喧嘩、緊迫した雰囲気・・・・好きですね。化石の歌に大分似てました、雰囲気が。)(細かい事を気にする人や短気な人にはお勧めできません。)声無し |