パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
INDEX | 感想 | サイトマップ 
公開日:2002-08-01 | ページ表示数:7450回

EVE~burst error~

製作:C's ware
発売日:1995-11-22
原画・シナリオ:剣乃ひろゆき
シナリオ:7 グラフィック:7 システム:6 総合:7
長所:シナリオ  短所:フラグ立てが面倒
種類:D_??
Win版:有
推理AVG。「Desire」とシステムなどは同じだがこちらの作品の方がシナリオが良い。人気シリーズというとある意味嘘になる。このシリーズは一作目のみが高い評価を得ていてその他の作品は相当の酷評がなされている。その一作目だが、主人公が2人いる。もしかしたら3人かもしれないが、とにかくこの2人のシナリオを交互に進めて行って始めて最後までいける。これは意外にいい趣向だが、少々面倒。大方の所では交代するように知らせてくれるが分からない時は同道巡りをしてしまう。ストーリーだが、小次郎はとある事情で寂れた場所で探偵をやっている。そこに、絵を探して欲しいという破格の依頼が舞い込む。首尾良く依頼を成功させてはみたが・・・・。で、まりなは左遷先から戻され命じられたのがとあるイスラム教国家の要人の娘の警護だった・・・・。とまぁ出だしはこんな所だが、はっきり言ってこれでは何にもわからないだろう。前半だけでは、プレーしていてもわからないのだからしょうがない。要するに何の関わりもなさそうな二つの事件が一つになり、思わぬ展開になるのだ。推理AVGなのでどういう展開になるのかは書けないが、人間関係の複雑さと次々起こる事件、後は恋愛関係が見所。フラグ立てが面倒で何度か詰まったが物語りは面白く出来は上々だ。この系統のゲームの中では、そのファンタジックな要素のためもあろうが、異彩を放っている。(極めて頭の切れる人物が総出演だが、プレイヤーのために妙な所で鈍くなる。あれだけ推理できる人物が何故気付かないのかという展開が多々あったように感じた。そして何より、終わってみると主人公達は自力で事件の真相に迫っていない。真実の欠片を拾い集めているだけだ。殺しに関しても殺し屋のテラーがやったこととして全て片付けている(物語の最中では)。なにより何故殺されたのか分からない場合もある。第一まともに捜査すればすぐ犯人がつかりそうだ。あと、最後に犯人を答えさせられるのだが、わからなかった。といってもその後に全て明かされるので大丈夫だけれど。)

©C
©C's ware(シーズウェア)/EVE(イヴ)
analysisページの先頭に戻る
今日:69昨日:430合計:3347720 | rss | Copyright 1998.2.6-2023.廃虚碑文 (Twitter)