パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2010-05-16 | ページ表示数:3561回

5 -ファイブ-

製作:RAM
発売日:2008-07-25
原画:Bang! シナリオ:魁、山地浩志、管理人
シナリオ:7 グラフィック:7 システム:8 総合:7
長所:感動  短所:単調
種類:W
北国感動物。ど田舎の牧場に遊びに来た主人公と妹。そこで出会う少女達との恋愛物語。アイヌの神々や悪霊が出てくるファンタジー。環境問題と憎しみの連鎖がキーワード。かなり青臭いし、かなり単調。笑えるわけでもないし、物語が深いわけでもない。かはいっても、面白くないわけでもない。なんとも中途半端な印象を受ける。ただし、物語の軸は異質。恋物語でありながら、成就が目的ではない。誰かがメインヒロインというわけでもない。全ては大きな物語の中の1ページ、構成としては、AIRに似ている。日常パートは、ありがちなボケとツッコミ的な会話の応酬。雪かき、雪合戦、牧場の手伝い、森の広場での動物達(会話可能)との鬼ごっこなど同じシチュエーションでのイベントが多数ある。CGは見ての通り、下手でもないけれど、上手くもない。システムは当然、必要十分。前の選択肢にも戻れるので、攻略も簡単。プレー時間は18時間くらい。(プレー中にどうでもいいが、気になったのは、スターウォーズの暗黒面?というの、働かずに居候しているプーの主人公って一体・・・ということ)(詳細ネタばれ、最初はロリっこのほのかがメインヒロインかと思っていたが、違った。あくまで憎しみの連鎖と対を成す愛の連鎖の集大成といえるような存在だった。過去が変わってしまったので、プレーしたような悲惨な展開にはならず、幸せに暮らしている。主人公との関係は不明。たぶん結ばれたんでしょう。次は、禰音。自分の念を追い出し巫女の役目から逃げた少女。一番エロエロで、嫉妬深い。最後には、念と一緒になったのに、命を使いすぎ死亡。一緒に生きようみたいな展開なのに、かなり驚いた。死ぬのが絶対条件なのか?次は、楓。東京に恋人がいる。手紙さえきちんと届いていれば、主人公と結ばれても問題なかったはずなのにそれもウエンカムイの仕業なのか?結ばれたから、バットエンドという変わったシナリオ。ウエンカムイの地味な暗躍と知らせるためのシナリオなんでしょう。次に、志乃・愛理。志乃はまぁロリエロ担当として、無視するとして、愛理は実の妹でかつ実は既に死んでいる。最後には生きていたので、愛理が死んだのもウエンカムイのせいなのか?とにかく猛烈なアタックをかけてくるのが不自然で驚いた。妹が一緒にお風呂に入ってきて、何かと主人公ラブな発言をする。病院で唯一の心の支えが主人公だったためなのだろうが、ちょっとやり過ぎかも。最後に、千歳。太陽のような女性で、ウエンカムイをも受け入れた。彼女が死ななかったことで、世界は憎しみの連鎖から抜け出した。一番癖がなく好かれるキャラかも。過去編ということで、妖精コロポックルとして主人公が活躍する。ただ客観的に見ると何もしていないような・・・。でも、そのちょっとしたこと、たとえば千歳が撃たれる直前に飛び掛るなどで、過去を変えていたのかも?それでも、ちょっと既定路線的な感覚を受けました。

©RAM/5 -ファイブ-(持ち出し厳禁)
©RAM(ラム)/5 -ファイブ-(ファイブ)
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