パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
INDEX | 感想 | サイトマップ 
公開日:2003-12-12 | ページ表示数:8868回

学園トライアングル

製作:Janis
発売日:1996-01-26
原画:てくてく、中村錦、緑一色 シナリオ:鈴木祐志、氷原公魚 原作:そにに 企画・製作:すたじお実験室
シナリオ:6 グラフィック:6 システム:5 総合:6
長所:SLG  短所:簡単簡潔?
種類:D
Win版:有
SLG。「パソコンパラダイス」連載の読者参加型のテーブルトークRPGのような企画が元だったと・・・。神々は悪魔との戦いのために人間を作った。しかし、理性や知性を入れ忘れたために、欲望のままに暮らしていた。それを見た神々は人間を滅ぼそうとするが、一人の女神が理性や知性を教える学校を建てる事を提案した・・・・。そして出来たのが主人公達の三つの学校。そんなある日協定に反して、他校の生徒に襲われ妹が誘拐されてしまう。取り返すために仲間と共に出かけたが、その先に待ち受けていた陰謀とは・・・。出だしはかなりずれてます。しかし時々このノリが表に出てくるが、大体真面目。とはいえ、全20面の面クリヤー型で合間の会話はそれほど多くなく、次の目的地についてや新しい仲間の顔出しの要素が大きい。選択肢も全くないので淡々と進めていくだけだ。色々面白そうな素地を持っているのに勿体無い限りだ。さて、戦闘についてだが、難易度はそこそこだ。ほとんどのボスは動かずに長距離攻撃で無傷で倒せたり、次々と高レベルの味方が増え、レベル上げをそれほど気をつける必要がなかったりと簡単とも言える。ただ、敵との距離を見極めながら進まないとすぐ死んでしまう。慣れれば詰まる所もなくすいすい進むけれど。という事でそこそこ。道具などその他の要素なし。武器は時々手に入り誰に渡すか決めるだけ。経験地は通常敵を倒した時と当てたダメージ分もらえる。したがって低レベルのキャラはなかなかレベルが上がらない。確かにそこそこ楽しめるのだが、このようにプログラム関係は稚拙だと言ってよいだろう。戦闘でアニメーションしたりするが、こういうのはすぐ飽きる。ただ、絵は良い。21枚しかないが、当時としては丁寧だ。敵を尋問するという展開が多いので、SM系が多い。SLGとしてはそこそこ楽しめるものの、話や時にはHシーンさえ細切れにされていて、しかも最中これといったこともなく、盛り上がりに欠けるのが悲しい。(女装して潜伏捜査をしていた美少年を仲間の男が間違って襲ってしまうのですが、それをきっかけに男に惚れてしまい・・・。というお話もあるが、だからどうという展開がない。こんな感じで仲間に対する扱いがぞんざいで仲間になっても誰が誰だかほとんどわからない。)

©Janis/学園トライアングル(持ち出し厳禁)
©Janis(ジャニス)/学園トライアングル(ガクエントライアングル)
analysisページの先頭に戻る
今日:94昨日:559合計:3363447 | rss | Copyright 1998.2.6-2023.廃虚碑文 (Twitter)