パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2003-07-20 | ページ表示数:1510回

ねがい

製作:RAM
発売日:1999-03-26
原画:ひ・み・つ シナリオ:まにゃ
シナリオ:6 グラフィック:6 システム:6 総合:6
長所:ほのぼの  短所:引き込みがない
種類:W
「恋ごころ」を世に送り出したRAMの処女作。ほのぼのとして笑えるがそれだけの作品。祖父の死によって急遽神社の宮司になった主人公。一ヵ月後の祭りのために4人のバイトを雇う。主人公と二人の巫女さんそしてバイト四人のはちゃめちゃな生活が始まる。とまぁこんな所。「恋ごころ」を先にプレーしているわけだが、驚くほどに似ている。設定から物語進行まで、シナリオが同一人物だと知らなくとも即座にわかるほどうり二つ。ただ、無意味にパンチラが多かったり、あまりに起伏がなかったり、エンディングが詰まらなかったり(文字通り)、で大した面白くはない。ゲームの進み方はほぼ一日単位で前後の繋がりがない。見回りの最中に誰かにあい、話すか他に行くか決める選択肢がほとんどでひねりはない。エンディング前に分岐するだけで選択肢の結果は反映されない(ただ途中、藁人形の女やら神様やらとのHシーンが見れる)。共通イベントというものがほとんどないので、目当ての子を追い掛け回せばエンディングに直進する。とまぁゲームの作りは非常に貧弱だが、シナリオはそこそこ面白い。一つのイベントを単体のギャグだとすればだが。キャラクターは姉さん女房、不思議少女、ドジッコ、タカピーかつ実はやさしい、大食、清楚。と簡単にいうとこうなる。異彩を放つのは大食とメインヒロインの不思議少女、後はどこかで見たことあります。大食といっても食事をしてもすぐお腹がすいて我を忘れてしまうということで、野に咲く花や雑草を食べたり、主人公に襲い掛かります(下CGでは花火をやってる)。不思議少女は何とでもお話の出来るという電波な子、交信中は意識があっちにいってしまう(下CGの、ちょんまげが燃えている子)。全体的に個性を感じる事が出来なかった。キャラクターがあまり立っていなかった、たぶん一対一の会話がほとんどで相互にあまり絡んでこないからだろう。とはいってもそこそこ楽しめた。(メインヒロインだけ2回プレーしないと真のエンディングにはたどり着けない。)(一番気になったのはキャラクター間の絡みがないこと。エンディングにしてもくっついた相手以外のキャラクターはどうしたのかわからない。特に神社にまだ一緒に住んでいるはずの女の子を完全に無視するのはどうも・・・。途中のイベントにしても、大声で悲鳴あげても誰も来ない、この違和感は全体を通して伝わってきた。)

©RAM/ねがい(持ち出し厳禁)
©RAM(ラム)/ねがい(ネガイ)
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