パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2003-12-06 | ページ表示数:4347回

OrangePocket -オレンジポケット-

製作:HOOK
発売日:2003-06-13
原画:武田弘光 シナリオ:セルシオ、三浦裕介、川波無人、はね
シナリオ:6 グラフィック:7 システム:6 総合:6
長所:キャラ?  短所:文章
種類:W
恋愛。ヒロイン数8人、総プレー時間20時間以上の大作。田舎の学校に昔の幼馴染が転校してくる所から物語は始まる。純・恋愛ストーリーでだんだんと惹かれあう主人公達に障害があったりなかったり。ヒロインごとにストーリーの内容や量はかなり違うが、どれかが飛びぬけていいとか、悪いとかいう事はなく、同じ素地を持った物語が展開する。感動、緊張感、インテリ、田舎、ハーレムなどとは非常に遠い所にある作品。共通イベントが多く、二人目以降のプレーではメッセージスキップしている時間の方が、個別シナリオより長かったような気さえしてくる(妄想)。ゲームは適時表示される選択肢と放課後または昼に表示されるマップセレクトで行く場所を選択しながら進んでいく。これだけなら良くあるシステムだが、選択場面のいくつかでは、時間が経つと変化したり、時間切れになったりするものがあり、選択するまでにかかった時間も成否にかかわってくる。これが非常に面倒。そうでなくとも難易度が非常に高く、どこかの選択肢でタイミングを合わせると選択出来る様になるプレミアのHシーンや裏技的なものもあり自力完全プレーはほぼ不可能な作品に仕上がっている(プレミアHとは、通常と違うパターンのコスプレH)。しかも、マップセレクトではキャラクターが表示されて分かりやすいのだが一箇所、罠が存在する・・・・。さてシステム面では一通り揃っていて悪くはないが、如何せんメッセージスキップが遅すぎる、しかも途中で止まってしまうこともある。絵は悪くはないが、立ち絵と同一人物か怪しいCGもあったりと良いとは言えない。Hは2から4パターンありゲーム内容からいったら豊富だろう、内容はコスプレ紛いが多い、一人低年齢キャラあり。とまぁこんな作品でゲームと言ったらキャラクターが命という人にはいいのかもしれないが・・・・・。(いくら田舎という設定でもパソコン使えなかったり、携帯持ってなかったり、あまつさえ・・・パソコン通信って・・・一体時代設定は何時なんだ??)(主観評価では「4」だが客観評価では「7」なので間を取って「6」にしました。)(以下ネタばれ詰まらない。だけならまだしも苦痛。これほどの苦痛は「星空プラネット」以来だ。詰まらなくかつ長い事が主な原因だが、ゲームが悪いというよりは、プレーする作品を間違った自分が悪いのだろう。この系統のゲームは生理的に受け付けない。とはいえそれを差し引いても名作ではないだろう。ナズナシナリオは、ゲームの始まり方からしてもメインヒロインかと思わせておいて全く手抜きのその展開に脱帽した。個別シナリオが非常に短く、何故か繰り返される家出と良く分からないうちにくっついている主人公は理解不能だ。桐子シナリオは高校生にもなって引越しくらいでもう会えないとか、うじうじと馬鹿らしいことこの上ない。恵留シナリオは、自然とラブラブになるはずだった主人公達に突如、人の心が覗けてしまうという設定を持ち出しておきながら、簡単に切り抜けさせて無意味にファンタジーにした意図がなんとも・・・。ユーキシナリオは、なんと言うか低年齢キャラをとりあえず出しておけという心意気とおざなりなストーリーは本作の中でもっとも良かったのでは・・・。なにもないだけまだましということで。羽弥シナリオは、これだけ無駄に長いのはなぜ・・・・。とまぁ感想としては最悪の部類に入る、ギャグがない事や繰り返し同じネタ(例:先生にそんなだから男がいない→先生怒る)、説明不足、深みのない上辺だけの文章。要するに上手くいえないが文章が最悪だ。無理な設定を補うための度重なるフォローのセリフには心拍数が急激に上がってしまう。)

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