パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
INDEX | 感想 | サイトマップ 
公開日:2022-10-15 | ページ表示数:165回

ぱすてるチャイムContinue

製作:ALICE SOFT
発売日:2005-06-17
シナリオ:6 グラフィック:7 システム:7 総合:7
長所:ゲーム性  短所:リプレイ性
種類:W
恋愛DRPG。学園を舞台にヒロインや仲間達と共に冒険者になるため授業や練習用ダンジョンにもぐったりするゲーム。恋愛パートの比重がなかなか多く、体感だとプレー時間の半分以上は文章を読む感じ。ダンジョンはランダム生成され初級20+上級20階を奥に進んでいく。時間制限付きなので毎回少しずつしか進めないのが良くも悪くも特徴的なプレー感を出している。プレーとしては、まずはじめに才能を心技体に割り振る。その値に比例して授業でパラメーターの上がり方が決まる。ゲームの流れは1週間で受ける授業を決めそれに応じてパラメーターが伸びる、土曜日はダンジョンにもぐり、日曜日はデートや小イベントなどが発生する。授業は費用に応じて効果が変わるのでダンジョンなどで稼いでおく必要がある。経験値が溜まると4つの職業のどれかのレベルを上げることが出来、応じたスキルを買うことが出来るようになる。戦闘でレベルが上がってもステータスが上がったり強くなるわけではないのは珍しい設計。強くするにはスキル習得、装備、授業しかない。3人パーティーと人数が少ないので各キャラの職業を考えてバランスよく構成しないといけない。職業は壁役の戦士、ダンジョンに無数にある鍵や罠に対応できるスカウト、あとは魔法、神術があり複数取得することも出来るが中途半端になりがち。中でもスカウトは必須でいないと宝箱も開けられず、罠は回避できず、開けられない扉も出てくる。やり込み要素はそれほど多くない。ヒロイン、サブキャラのストーリーを追う、ドロップのレアアイテムを集めるくらい。隠しダンジョンや強敵もいない(ただし上級20階の一部の敵は通常倒せないくらい強い)。ゲーム期間が限られているのでずっとプレーし続けることも出来ない。PSP版なら周回時の引継ぎ要素が増えているので少しはやり込めるようになっているかもしれない。と、ここまでがRPGパート。恋愛パートは学園物の定番ネタを基本としてゲーム後半になるまでHシーンはなく恋愛がメイン。恋人になれるのはヒロインと一部のみ。それ以外はエンディングはあるがHシーンはない。恋人になってから何回もあるが基本的には恋人同士のいちゃいちゃでオーソドックスなものがメイン。ストーリーとしては魔王復活とその謎をめぐる物語がメインにある。悪い敵キャラは数人のみでみんな根はいい人達ばかり。突っ込みどころが多く、取り立てて良い点もないがそこまでひどくもない。アリスソフトらしい印象。攻略は楽で冒険後に会ってハートを上げて行けばよく会話中の選択肢は皆無なので分かりやすい。前作のキャラが全員集合かというくらいにがっつりストーリーに絡むので続けてやるとよりよい。ゲーム全体で見ると、恋愛要素のあるRPGをやりたくなったら候補として挙げても良いかなとは思う。ただ恋愛物をやりたければもっと良い作品があるし、RPGとしては中途半端でかつ周回をするにもやらないといけないことが多く面倒。良作ではあるが今一歩。(操作性が微妙でマウスだけでもパットだけでも操作手数が多い。特にダンジョンは罠や敵が多すぎて少しずつ歩いていかないと微妙なのでストレス)(イベントダンジョンをスキップ出来たり、オート戦闘があれば周回も楽だったのに残念)(リナ、ルーシーのみクリア。エリーゼ、ぼたん辺りがお気に入り。)

©ALICE SOFT/ぱすてるチャイムContinue(持ち出し厳禁)
©ALICE SOFT(アリスソフト)/ぱすてるチャイムContinue(パステルチャイムコンテニュー)
analysisページの先頭に戻る
今日:180昨日:257合計:3356078 | rss | Copyright 1998.2.6-2023.廃虚碑文 (Twitter)