パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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公開日:2000-11-17 | ページ表示数:2578回

RUNNERS

製作:STUDiO B-ROOM
発売日:1998-04-24
原画:新井和崎 シナリオ:栄夢
シナリオ:6 グラフィック:7 システム:6 総合:6
長所:ゲーム全体  短所:反復単純作業
種類:W
大学時代、後一歩というところまで行った陸上選手の主人公が、才能はあるが訳ありな少女達を一流の陸上選手にするのが目的のゲーム。ゲームは訓練モードとアドベンチャーモードの大きく二つに別れます。「ア」の方は新しい少女と出会ったり、訓練に使う特殊カードなどを入手します。日曜日には生徒とデートなどができます。訓練モードはスロットが基本で各種カードを稼ぎます。それをドラムモードで能力を上げたり、目が揃いやすいように整頓したりします。ほとんどがこのスロットですので効率の良いカード入手法がないとつらいです。あっても、死ぬほどつらいですけどね。とにかくゲームはこんな感じで進んでいきます。さて、このゲーム「殻の中の小鳥」と同じ人がシナリオなど大きな部分担当しているのですが雰囲気がうりふたつ。淡々として暗いイメージなのに少女達は滅法明るいアンバランスさがある。感情の変化がいまいち不明の大人の恋愛みたいな展開。主人公が語っているはずなのにすべて先生と呼ばれる(?)不自然さ、それでいてシステムなどの凝った演出。なんとも不思議なゲームですが、ほぼスロットを回すのに費やされる総プレー時間12時間以上は苦痛です。バグも多すぎて話になりません。肝心のシナリオもとぎれとぎれで少な目。きっちりやってみたい魅力はあるのに強烈なプレー時間に阻まれて不可能な作品。(システムは背景が動いたり、システム用に声が出たりで凝っています。)

©STUDiO B-ROOM/RUNNERS(持ち出し厳禁)
©STUDiO B-ROOM(スタジオブルーム)/RUNNERS(ランナーズ)
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