パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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512 件の感想が書かれています。 [501-510] を表示


題名:浪漫珠 ~ろまんす~ (_) Angel Smile 原画:ますやまけい シナリオ:JUN 挿絵:根須魂介
W_?? ほおぼの シナリオ/荒削り
恋愛SLG。小説家を目指す主人公は初めて小説を出す事になった。その内容は、恋愛浪漫小説。良い物を書くには自分が恋愛しなければならないと、恋を探し回る。明治時代風味の恋愛物語。ちょっとした出会いから仲良くなっていくタイプで、メインヒロイン相互の関係は一切ない。ファンタジーから普通の恋愛まで様々で結末が想像できるものも多いが、しっかりとほのぼのとしたストーリーを作り上げている。起こった出来事を元に小説を書いているという設定だからか、山あり谷ありのストーリー展開を楽しめる。この設定があるおかげでまた違った側面からストーリーを見ることが出来るので人物の心情などが詳しく理解できる。それほど派手ではないが、堅実に丁寧に定番をいっている感じがいい。ヒロイン一人一人のストーリーもテイストは同じだが、かなり違ったものになっていて飽きは来なかった。詳しくはネタばれで。絵については、正直微妙だが、挿絵は良かった。元々「Endless Serenade」の時から好きだったが、今回は単色なのが拍車を掛けた。個人的には、色の数が多い絵は好きになれない。後、システムレイアウトというか、メッセージボックス(?)のデザインが最悪。配色のせいか文字が見難いようにさえ感じた。他は特に問題もないが、XPではインストールできないので、「inst2000」を使ってインストールしなければならない。それでも画面が乱れたがプレー出来たので御の字。プレー時間はメインヒロイン1人3時間程度で、サブヒロイン1人2時間程度。メインは4人。サブ、2人。後はおまけ。CG枚数は、各15枚程度、各10枚程度。それほど頻繁にはCGは使われないが、要所要所でうまく使っていると思う。小説の挿絵として22枚も使われているので枚数的には問題ないだろう。恋愛物ではHシーンは飛ばしているので確かな事は言えないが、複数回あって恋愛物としては充実している方だと思う。歌も3曲あり、音楽もうまく使っていたし、声優も上手かったと思う。いつもながら荒削りな感じを受けるが必要十分に楽しませてもらった。単純だが、ほのぼのとしてちょっとした仕掛けがある所がいいのだろう。本当に久しぶりに後味も良く、気持ちよくプレーできた。人にも間違いなくお勧めできる。(人気挿絵師として根須紺主之介というのが出てくるがちょっと違和感があった。彼が何かストーリーに関わるわけではないのに・・・内輪ネタはちょっと・・・・。。)(という事で、詳細ネタばれ、かなり一人一人違うので、個別でいってみたい。まず紫桜。病弱の令嬢で気が強くでも実はやさしいという良くありがちで、結末もありがちだが、本当に暖かなストーリーだ。浪漫珠を出版する時、というか本人が出てくるまでは本気で死んだと思った。奇跡の起きないそんなストーリーも時にはいいかとさえ思った。で、出てきてまぁそれもいいかと思った。そんなものだと思う。この話の本題はそこではない。本による想いの伝達、それだと思う。文によって想いを伝えるこれが当たり前ながらなんとも新鮮だった。同じ内容の本を二人が出す、一人は死んだ者、もう一人は残された者。次は双葉。恋愛を主眼にした一つはなくてはならないオーソドックスなお話。感情を外に出す事の下手な少女が主人公の一言で、付き合ってくださいと言い出す。自分を変えるために恋愛がしてみたい、そんなお話。すれ違いと思い込み、そんな良くあるお話。楽しめたが、こういうのにはあまり興味が湧かない。椿姫。道場の跡取りとして弟を鍛えようとする姉。それに反発する弟。それを橋渡しする主人公。情事を見られて弟を半殺しにしたりどたばたしていて楽しい。全ストーリー中で一番、物語物語していたが、まぁ悪くもない。まぁさすがに最後の展開が小説の展開と全く重なるのはやり過ぎとも思った。プラム。これは世界観とかなりかけ離れているがこういうロボット物には弱い。感情が出てくる件、すももとの関係、良く考えると良くある話ではあるのだが・・・。この話に限っては小説の方が面白かった。いかにもお話といった感じなのが良かった。いや、ちょい悪人が改心するシチュエーションには弱いんです。もしかしたら、Hシーンがなかったのが良かったのかも。他のは、無理やり入れているからなぁ・・・。後は省略。

題名:ロマンスは剣の輝き (_) F&C(フェアリーテール) 原画:松永宏樹 シナリオ:石川洋一
D RPG 簡単/ストーリー・・
RPG。第二作との物語のつながりは大きい。偶然、王女を助けた主人公は、王女に一目ぼれしてしまう。そこでなんでも願いを叶えてくれるというアドベンチャーレースに参加する。途中仲間を増やしながらストーリーは不穏な方向へ・・・。良くある正統派ファンタジー。途中でいくつか分岐し違う場所にいける。最後も幼馴染みか王女の二者択一が出来る。自由度は結構高い。RPGとしては経験値を自由に振り分けられるので、魔法使い系のキャラと主人公に振り分ければ1ターンで全てが終わる。非常に簡単だ。正統派ファンタジーが好きなら・・・・というか好きな人っているのか・・・・楽しめる作品だろう。物語の展開はあっちこっちで一夜の関係を築きつつ連続してイベントが発生し戦うというもの、後戻りが出来ない事や敵が見えて数に限りがあることから非常にスムーズに・・・というか駆けるように物語が進行する。純粋にストーリーを楽しむゲームで選択肢というものは存在しない。どちらに行くかという分岐のみでストーリーが変わる。きれいにまとまった良作ではあるが、第二作で興味を持った人以外にはお勧めする点は無い。(無名ではあるが、「ウェディング エラントリー 逆玉王」を思い出した。同様に王女と結婚するためレースに参加するストーリーだ。意外に有名なシナリオさんが担当していてなかなかの作品だ。)

題名:ロマンスは剣の輝きⅡ (R指定)(_) F&C(フェアリーテール) 原画:なかむらたけし シナリオ:石川洋一
W RPG ・・・絵?/システム
世にも珍しいR指定(15歳未満不可)作品。RPG+恋愛物。イベント達成型。基本的にはRPGで途中女の子の好感度を左右する選択肢がありご褒美CG(?)がストーリーのそこかしこで見られる。ストーリーはかびの生えていそうな古臭いファンタジー。女の子との恋愛が主だ。8人いて、パーティーの組み合わせでイベントの入れ替わりもある。レベル上げもほぼ必要なく武器も錬金術師の所で買うだけで戦闘は楽だ。しかし、RPGとして見ると非常に不満の残る内容。本筋ストーリーも展開が見えてみるとどうでもいいものだし、恋愛パートも合わせてR指定であるにも関わらず、中学生向け程度の内容。特に酷いのが操作性。マウスで操作すると敵に向かっていったり、出入り口に向かわず町の人と話したり・・・もう少し考えて欲しかった。斜め移動出来ないのにも参った。CG鑑賞などのおまけも一切無い。他にも色々でプログラム関係は最悪だ。ゲームとしてはごくありふれた恋愛RPG。メーカーが珍しく18禁以外の作品を出したということで話題を集め実際売れたようだが、「絵」以外に見るべき所は少ない。しかし恋愛ゲームとして買う場合は問題ないかもしれない。(この評価はこの作品と前後してフリーRPG(インターネットコンテストパーク受賞作等)をプレーした事や恋愛ゲームが嫌いなせいであって、総合評価「6」程度までは上がる可能性がある。)

題名:RONDO (_) FRONTIER 原画:大越秀武 シナリオ:冬まさき 原案・原作:夏まさき
D ギャグ? 絵/性急
30分程度で終わる、コメディーっぽい作品。不思議な少女の夢を見た主人公の(美少女ゲームでの)ありふれた日常を駆け足で描いたのが本作品。まぁこの設定は、Hの理由付けに利用されるだけで、あまり意味はない。一本道でどの選択肢を選んでもなんら支障はない。馬鹿な受け答えをしつつ、ちょっとしたきっかけで周りの女の子達とHをする。パンチの足りないぼけぼけの会話と絵以外見所はないだろう。発売年度からいって当然だけれど、絵は見ての通り綺麗。Hは各3枚以上6人で枚数は比較的多いが、ごく普通の短いものだけしかない。システムはディスカバリーのいつものやつで、使いやすくシンプルだが、短いのでどうでもいい。この作品独自の何かが1つも見つけられなかった。ギャグにしても普通のぼけぼけだし、ストーリーやHする理由もありきたり。ということで、悪くもないが目立つ所のない凡作。(チーフCGに藤原秋久)(理屈や筋道というのがお留守なので、論理的じゃないとか意味が分からないとかそんな当たり前の事をいう人には向きそうもない。)

題名:私 (_) PEARL SOFT 原画:Na-Ga シナリオ:郷あきら
D 変革 原画/作り、細部
今日こそは・・・。クラスの皆とお話したいな・・・。そんな少女の自分を変える物語。あるときは生徒会長に押し倒され、また有るときはクラスメイトにだまされ、またまた有るときは教育実習の先生と懇ろになり、またまた有るときは妹にのされるゲームです。単刀直入に言いますと・・・大体不幸になります。面白かったかと言われたら答えはいいえですが、大まかな作り自体はある程度しっかりしていて中級ゲームそのものです。しかしこの手のゲームは絵さえ気に入れば後はノータッチでいいはずです。ということで下のCG参照。(ボリュームもバリエーションも申し分ないのですがシナリオがどうも好きになれません。ということで評価は低いかも。ただシナリオさんが下手なだけなのかは判別不能。)

題名:笑わないエリカ (_) ペンギンワークス 原画:皐月原めぐみ/金杉雄一
W 恋愛 男優(?)/短い
義妹を殺してしまった(?)主人公が立ち直るまでを美少女ゲーム的典型で描いた作品。ヒロインは家庭教師の教え子3人と幼馴染1人。後脇役2人。悪くはない出来ですが多分、誰にとってもそこそこの作品。まず物語が短いので2、3回あっただけで恋愛関係に発展してしまい、少々強引。CG数も無意味に浪費して少ない。分岐がいまいちわかりにくい。主人公がロリコン。途中で美少女ゲームのすばらしさを語る場面がある。と後ろの2つは言いがかり(?)ですが不満点はこれだけ。シナリオに少々鼻につく所はありましたが、なかなか面白いです。特に中盤からの展開はなかなかで暇つぶし位にはなりそう。(男のキャラクターが珍しいタイプばかりで必見。ストーリー展開はほのぼの~憑かれる~危険な状況で主人公に憑く多彩なキャラクターはこのゲームで一番のお気に入り。)

題名:ワルキューレの伝説外伝 ローザの冒険 (一般)(_) NAMCO
W 一般 コミカル/ストーリーのなさ
デジタルコミック。選択肢はほとんどない。総プレー時間2時間。ゲームというのは少し無理がある。CDドラマに絵がついただけだ。対象年齢は12歳以下といったところ。ほぼ全編、中途半端なコミカルと最後は使い古しの正義があったりする。ストーリーも馬鹿馬鹿しければ、CG(アニメーション)も不統一で大雑把だ。歌が3曲、豪華(?)声優陣と「ワルキューレ」以外に見所はない。ただ、ここまで支離滅裂で意味不明でわき道にばっかり行くシナリオも珍しいので意外に好きな人もいるかも、ちょっと笑えますし。例えば浮遊島から落ちた(普通死ぬような・・・)ローザが1週間後に剣を見つけて帰ってくる意味不明な展開など。(ワルキューレはなにをしていたのか・・というか・・なぜ??)後はシステム、セーブは一箇所のみでフルボイスなのでスキップできません。設定できるのはボリュームのみ。クリヤーするとおまけ壁紙、ボイスが出てくる。声優:鈴木真仁、久川綾、折笠愛、篠原恵美、こおろぎさとみ、緒方恵美、山寺宏一

題名:ONE ~輝く季節へ~ (_) Tactics 原画:樋上 いたる シナリオ:麻枝 准、久弥 直樹
W_?? 不思議 物語/一部の一枚絵
誰もが感じる第一印象はというと「To Heart」のまがい物では・・・・。というものだが始めていくうちにまったく違ったゲームだということがわかってくるだろう。 女の子(6人+男の子1人)と自然に仲良くなっていきエンディングを迎えていくという流れではあるがそのギャグのハイセンス(雰囲気?)さや抽象的で深みのありそうな言葉、エンディング付近の主人公の変化とにかく説明無用でやってほしい一作です。もし買ってみようと思った人は何の前知識もなしでやってみると一段とおもしろいのではないかと思います。感動するというのであれば今までやったゲームの中でもナンバー1です。(PS版についてですが、これがまた困ったもので変更点のほとんどがゲームを悪くしていますがこれぐらいなんのそのやるしかないでしょう。おまけディスクはほぼ利用価値なしです。ファン以外は一般のを買いましょう。)(PCにフルボイス版が出たようです。)

題名:One Way Ticket ~不思議な片道切符~ (_) AQUARIUM 原画:海豹かずま、相川亜利砂 シナリオ・プロデュース:やんきち
W オムニバス 絵の多さ/システム
オムニバス。電車の上りに乗れば、お嬢さんに導かれ訪れた館でのネコ耳メイドとの愛の生活が待っている。下りに乗ると看護婦さんの献身的だったり、淫靡だったりする介護が待っている。ということで、どちらもモテモテの主人公がHをするだけ。CGは100枚前後あり、メッセージスキップが出来ないこともあり最低でも4時間は掛かるが、1プレー十数分で内容は薄い。エロと献身的なヒロインが売りだと思われる。CGはたぶん絵を取り込んで多少処理しただけ。種類としては、和姦のみで、上りはSM系多めでヒロイン2人、下りはヒロイン4人が明確に色分けされている、それらの中で特に珍しいものはない(ホモネタとエンディングはあるが、CGなし)。システムはひどく、分岐はほぼ総当りでCG回収は非常に骨が折れる。それに、Windows95専用(Windows3.1では起動しないの意)だけあり、レイアウトが貧弱だったりウィンドウの縮小拡大が潰れたり伸びたりするだけだったり、使いづらいことこの上ない。ということで、エロに力を入れていてCGもHイベントの回数も多く結構長いので悪くはないのだけれど、システム面での面倒さが目立ちあまり楽しめなかった。(上りも下りもCGを数枚見ていない)(以下、ネタばれというか攻略ヒント上りは、3ルートに分かれ怜奈、SM、エミリとなり、決め手はエミリに冷たくするかどうかと屋敷を一人で歩くかどうか。怜奈の部屋でバイブを見つけたりとCGはあちこちに散乱している。下りは、ルートというより見たイベントの多いキャラとのエンディングが主。最初に病院を歩くときに3階に行けば香織に会える、後はあちらから会いに来た時に冷たくすれば大丈夫。城ノ内はトイレ、由里香はナースステーション(イベントは誰ともフラグがたっていない場合に起こる)、順子は1階(病室で寝ればイベント)、春奈は屋上と場所が決まっているので各エンディングを迎えるのは難しくない。

題名:OneShot (一般)(_) Future Cat
W パズルAVG ストーリー/お使い的
パズル(ミニゲーム)要素のあるAVG。謎の世界に来てしまった猫っぽい子供のニコがフィールドを歩きながら元の世界に戻ろうとする。その中でプレイヤーは会話くらいしか出来ない神みたいな存在としてニコを操作、助言していく。パズル要素としては手に入るアイテムを組み合わせたり、様々な方法でパスワードを解いたり、色を合わせたりする、一部解法に気付かないと苦労する可能性もあるがシンプルで簡単なものが多い。あちこち行ったり来たりするお使い的な物もあり、行く順番が悪いと行き来が増えストレスになる可能性がある。ストーリーが肝なので詳細は省くが全体としては崩壊する世界と優しくてかわいいキャラクターが融合した少し不思議な雰囲気になっている。プレー時間は5時間前後で小粒となっているので、描写・会話はそれほど多くない。システムは一部凝った作りもあり必見だが、フルスクリーンではなくウィンドウでのプレーが推奨されており、小さくなってしまうので若干プレーしづらい部分がある。粗いドット絵の1枚絵が結構挿入されて雰囲気を盛り上げる。絵が気に入ったらやってみてもいいと思える良作。(ニコは猫目だがネコミミは帽子。この世界の太陽の代わりになる電球をいつも抱えている。)

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