パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 (一般)(_) 日本一ソフトウェア
W ダンジョンRPG 残酷な物語/面倒
ダンジョンRPG。前作と同様のシステム。ファセット(職業)や性格などを決めて作った複数の人形をダンジョンに送り込んで探検をする。5つの結魂書(チーム)に配置してアタックは最大15体、サポートが25体の合計40体の人形を使って戦闘をする。人形のスキル、結魂書の能力、隊列など複雑なシステムになっている。基本は無限に落ちている装備やアイテムを拾ったり強化したり集めて交換したりやることが盛りだくさんであれこれやっている内にドンドンと物語が進んでいくのが楽しい。最大60体の装備やスキルを揃えるのはさすがに大変なので結構緩くて全自動で設定していても、ダンジョンを進めれば簡単に強い装備が手に入るので何とかなる。ここは悪い面もあって、強化がほぼ無意味なところ。インフレが激しいので最後以外は話を進めた方がより強い装備が手に入ってしまう。よく分からずにやっていると無駄な時間を費やしかねないゲームデザインになっている。あと、人形の魂移し(転生)で転生済職業が転生画面で分からないとか、転生するとスキルがリセットされるのでいちいちセットし直すのは時間が掛かった、ラスボス前の装備とスキルのセットだけで1時間掛かってしまった。などなど地味にストレスに感じる部分もある。長めの単純なランダムダンジョンの存在も人を選びそう。レベル上げや装備集めも特に後半は十時間単位で必要になる。ランダムでないダンジョンの場合は、ほぼ全マスを踏破する前提のつくりなのでその辺りも面倒に思う人はいそう。それでいてやり込み要素は薄い。最大限強化してもダンジョン内をうろうろしている逃げ前提の強敵を倒せるようになる程度。倒せたから何があるわけでもない。ただ、これらの点を気にしないのであれば大変面白いダンジョンRPGになっている。ストーリーは中世の西洋風の世界で求人を見た女の子がガレリア宮を訪れるところから始まる。そこから前作とも繋がりがありつつ独立して楽しめる辛かったり悲しかったりする世界と魔女と愛の物語が繰り広げられる。テーマはたぶん母子。かなり説明不足なのでもやもやするが、それでも面白い。悪評が多いが、最新バージョンではゲーム性の部分はほぼ改善されているので気軽にプレーして欲しい。(ゆっくりプレーしたのでクリアに140時間掛かった)(プレー上の注意点は、雑魚敵用に魔法部隊を用意することこれは必須。魂移しとかスキル設定とか最低限にしてストレス掛からないようにすること。装備の強化は不要。魂移しは前もって魔法・サポート・攻撃・スタンごとに10職くらいの順序考えて自動的にやってしまえば楽。詰まったら攻略情報を見る。)(ピニャール大公狩りで経験ガッポリGを狙うなら中断セーブファイルが「C:UsersXXX(ユーザ名)AppDataRoamingNippon Ichi Software, IncLabyrinth of Galleria(配下フォルダ)」にあるので出会ったら逃げてから中断セーブしてファイルを退避して出なかったら復帰を繰り返すと楽。)(ネタバレ:悪評がひどくてプレーするか悩んだけれど、ほぼ自分には関係なかった。ストーリーで登場人物がひどい目にあうとあったがこれくらいなら余裕、最後には悔いは無さそうだし。最後のダンジョンが階層水増しのランダムダンジョンでボスが強すぎて苦痛というのも、バージョンである程度改善されている。ラスボスは強かったけれど、斬属性が弱点でスタンせず魔法もあまり効かないことが分かっていれば、楽に倒せる。レベル上げは最適な場所があるし、敵が出なくなるアイテムがあるので装備集めも楽。落とし穴もほぼ落ちない。分かっていればストレスなくプレー出来る。ストーリーは正直よく分からない。キャラに言わせているが最後の花畑含めて夢かどうか分からない。ナチル(ポルカ)は永遠の世界を壊すと死ぬのに、ユリィカ(マーガレット)は死なないの?ナチルが世界樹の一族だから?生まれるかどうか分からないとか言っていたのに世界作れたの?消えたナチルがなんで最後にユリィカと花畑にいるの?ユリィカが旅に出たみたいだけれど見つけたのか?それとも夢?コウレイトウは夢ユリィカの夢の出来事も把握しているから可能性はあるけど、コウレイトウが答えているから現実っぽい。あと、いくら子どもは親元を離れると言ったって、世界を渡っていた途中ではぐれて?しまったマズルカが一度もナチルに会えないのはかわいそう。全体ひっくるめて母子の話が多いのでその辺りがメインテーマか?世界創造もそうだし。オリジナルは全員死んで模倣世界のナチルとユリィカしか生き残っていないのもモヤモヤする。体が人形でも人格があればそれは生きていると言えるとあるので記憶を引き継いだナチルは死んでいないとも言えるし、そのナチルを通じてユリィカも記憶を引き継いだんだったと思うので、そこはまぁと思えなくもないが。最後に世界樹の一族以外は全員新しい世界でそれなりに幸せそうだから救いはあるんだけども。

題名:機械じかけのマリアン (_) Janis 原画:森山犬製作:すたじお実験室
D 西洋・・ 馬鹿なのり/一本道
点数がイイカゲンな気がする。「すたじお実験室」の一連の作品の一つでのりもほとんど同じ。主人公が至極真面目に馬鹿な事やります。悪名高い祖父の死を知りあわよくば遺産をもらおうとロンドンに駆けつけた主人公に紅茶を勧めるマリアン。実はロボットで祖父に作られたという、連続強姦魔と呼ばれつつ事件に巻き込まれていく。というのがストーリー・・・だと思う。700歳の魔法少女や何故かブルマー姿の少女、女海賊とその手下、シスター、記者そしてヒロインのマリアン(メイド)と癖のある主人公その他多彩なキャラクターが出てくるのですがさくさく進んですぐ終わります。ついでにHシーンも数とCGは多めですが瞬く間に終わります。文章量が少ない気がしますね。少し中途半端という気もしますが悪くない出来です。と言っても買うのをお勧めするにはまだまだですけどね。

題名:痕 ~きずあと~ (_) Leaf 原画:水無月徹、ラー・YOU 企画:高橋龍也
D(W)_?? マルチ 物語/??
DOS版の移植作品。もうこれはなにもいう必要さえない有名ソフトです。シナリオが選択した選択肢によって180度変化するというシステム、一度クリヤーすることによって増える新しい選択肢、そして四人の姉妹となかなか面白い一品。基本的には鬼の伝説を軸に物語は進むが、選択肢によって根本から違うものになる。悲しい物からふざけた物まで多彩。素早く次の選択肢まで進む事が出来るので新しく増えた選択肢を探したり同じ文章を読む必要はない。ある意味完成されたゲームだ。(Leafのゲームの中では一番面白いと思う。一般受けするにはもう一段洗練されなければならないかもしれないが、そういう見た目ではない良さがある。)(どうでもいいが、四女の初音は15歳。もし・・・今のゲームだと完全にアウトだ。だけれど、昔は規制が少なかったといえばそうではないし、今の方が過激だから・・なんとなく考えさせられる。)(再度、リニューアルされている。)

題名:鬼畜王ランス (_) ALICE SOFT 原画:むつみまさと、MIN 原作:TADA
F(W_??) SLG 多数のイベント、キャラクター/完全制覇困難
とにかく傑作。イベントの多さは他に類を見ません。単純な国取りゲームで一回のターンにハーレム、部下コマンド、商人、町、ダンジョンなどが一回ずつ可能です。しかし重要なのはイベントが見れるか。特定の仲間やアイテムがないと発生しなかったり、日時が限定されていたりとやたらと複雑。66人の女の子の幸・不幸や150枚のCGを全て見るのは相当の覚悟が必要。とにかく遊びごたえたっぷりの力作。この複雑さと半端ではない登場人物、ランスの性格や世界観が物語に深みを与えています。何かしたら何かが返ってくるのがすばらしい。例えば魔人。戦闘で普通に倒すことが出来ない場合が多く、攻撃を加えられるのは魔剣や聖剣と魔人だけ。イベントを発生させ弱点を突くなどして倒すのだ。そのイベントの比類なき数がこのゲームの魅力だ。(時代は当然ランスⅣの後。ストーリーは盗賊の頭をして好き勝手していたランスだが、ヘルマン軍に倒されてしまい、シィルが捕らわれてしまう。そこで自分のことを熱愛している女王の求婚を受け、王様になりヘルマンに進攻する。そしてついでに世界征服を目指す。というもの)

題名:Cats Organized Neatly (一般)(_) DU&I
W パズル かわいい/難しい
パズルゲーム。様々な形のネコをはめ込んでいくゲーム。最初の内は簡単だが、後半になると難しい。なんと言ってもネコの形が30個もあるのが厄介。最初の一手がいくつもパターンが出来てしまうので、どれが正解かはかなり先の組み合わせまで考えないと正解にたどり着けない。ノーヒントでプレーした場合は6時間以上掛かるだろう。80面ありそこそこのボリュームがある。パズル好きならものの試しにやってもいいのではないかと。

題名:救星主伝説 (同人)(_) G_fami
F(W) 正統RPG 本格派?/正統派
作者のWebサイト
正統派RPG。仲間を集め世界の危機のために旅立った兄弟の話。しかしその先には思いもしない存在や立場の逆転に出会う。と本当に正統派で訴えかけるテーマも本当に良くあるものだ。しかし、他にシェアウェアでRPGを公開するだけのことはあります。同人RPGとしては異例のボリューム(と言っても60時間かかるという大作も中にはある)だ。それに完成度も高い。RPGとしてだけ見るのなら良い作品といえるだろう。ただ、面白くない。戦闘に楽しみを見出せないし、ストーリーから興奮は得られない。(RPGなのだから関係ないが絵は主人公達の立ち絵だけだ。これはうまいとはいえないが雰囲気を伝える役割はあるだろう。後、当然ながらツクール作品だ。)

題名:教育実習 女子校生マニアックス (_) TETRATECH 原画:白米玄 シナリオ:桑原文彦
D エロ H?/難しいとも・・・?
名前の通り、教育実習先で出会うマニアックな生徒や先生達の物語。特徴は特に無いが18禁的ご都合主義なゲームです。この頃気持ちが昂ぶらないと悩んでいた生徒をずっと眺めてあげたり、女子高ならではの悩みに苛まれる保健医のエスイーエックスフレンドになってあげたり、親友よりも深い仲の二人の女性を正しい道(?)に導いたり、果ては・・エスエムの先生が・・・。とにかく絵が気いったら買う、気に入らなかった買わないゲーム。登場人物は18禁特有の人物ばかり・・・。物語は短めで一人、3パターン程度かな。マルチシナリオというと無理がありそうですがエンディングはほぼ同じ。2画面CGが多用されたり少し動作が重めです。シナリオ的には後腐れなくただただやってやりまくって終わり。ここのメーカーはおかずゲーム専用(?)なので実用重視かな。

題名:狂拳伝説CRAZY KNUKLE (_) Zyx 原画:武藤慶次 シナリオ:GM
W 闘う男 ストーリー?/半端
いまいち分類しずらいゲームだが、まぁザドゥ様物語というのが一番あってそう。暗殺組織のトップにして最強の格闘家である主人公(ザドゥ)は伝説の技の会得法が書かれた皿の欠片を探していた。その最中に捕まえた女を嬲ったりペットを可愛がる生活をしていると・・・・・。ストーリー命・・・というとかなり語弊があるが、途中で大どんでん返しがあるのでストーリーについてはこんな所。ただあのGMさんとは思えないほどストーリー重視の作品だとだけ書いておこう。最大の特徴は戦闘があることだろう。時間と共に増加する、A.Pを使い、F.Pをためたり攻撃したりするだけだが、間合い(長距離、近距離)やそれによって効果が増減する攻撃、同時に攻撃した場合は威力の強い方のみが攻撃したりと奥は深い。正確に言うと難しい。これらの意味をきちんと分かっていないとほとんど勝てない。分かっていても、相手の特徴例えば、A.Pが溜まるのが早いとか、防御が強いとか、回避がうまいとか、攻撃が強いとかを掴まないと最後の方ではまず勝てない。要するに何が言いたいかというと、勝てなくて何十回も戦闘をやり直してしまったと言いたいわけ・・・・。それは良いとして、この難しいがなんとなく楽しいような気もする戦闘のゲームに占める割合は非常に高く、合間にHシーンと他に多少のシナリオが用意されているといった感じ。一本道のストーリーがあるので、H関係は半端な寄り道だったというイメージが残っている。主人公以外フルボイスなのだが、声のみでメッセージが表示されないという過渡期を感じさせるシステムだった。戦闘があるためにプレー時間は長く掛かるが、実際の内容は非常に短い。多少の変化を無視するとするとHシーンも7回程度で、大半は仇討ちに来た姉妹を嬲るもの。それでも、ただ単に当時のZyxとシナリオさんが好きなだけかもしれないが、絵もシナリオも・・・ええと、ストーリーも個人的には好きな部類に入る。(Hシーンは姉妹のものがほとんどだったが彼女らH以外でほぼしゃべらないので、どういうキャラクターだったのかいまいち謎だ。)(この作品が楽しめるかどうかは、あるキャラクターへの思い入れにかかっていると思う。)(攻略は結構骨が折れたが、要するに途中で四天王の誰を戦いに行かせるかと、その時チャームだけはをわざと負けさせることもさせないとならないこと、そしてHシーンでの選択が問題なのだ。全て関係性はなく、Hイベントが起こったり変化するだけ。)

題名:狂拳伝説CRAZY KNUKLEⅡ (_) Zyx 原画:武藤慶次 シナリオ:クレイジーナックルⅡ制作委員会 原案:GM
W_?? 格闘物 全般/安っぽい
格闘アクション(?)付きデジタルコミック。主人公は3年前から記憶をなくし、ストリートギャング団の用心棒をしていた。しかしある日、彼らは皆殺しにされ、リーダーの妹だけが残された。彼女を守ることを決意するが、主人公の周りでは不穏な動きが、出場することになった格闘技大会での出会い、そして失われた過去の記憶に一体何が?といった所。自分を失い、ギャング団の仇を皆殺しにしてしまった自分。夢に見る自分が犯した殺人の場面。それらに対する主人公の恐怖。そして事件のために心に傷を負ってしまった少女への懺悔。自分の過去を知る者達を追う本筋のストーリーも悪くはないが、なんと言ってもギャグが良い。前作主人公のザドゥを中心に主要キャラクター総出演。あんなに凛々しかった、面々も今回はとってもお茶目さんで、スクール水着の良さを語ってくれたり、意味不明な言動が笑えます。特にブラッディの弾け具合がまたなんとも痛快。ギャップを楽しむためにも必ず前作をやってからプレーすることをお勧めする。選択肢は無いので戦闘以外はただ読んでいるだけだが、ギャグとシリアスが上手い具合に混ざり合っていて18禁ゲームでは珍しいストーリー展開を見せる。「男という生き物は拳でしか会話が出来ない」を地で行くストーリーで感動すべき場面でもどこかしら可笑しさが漂う。娯楽作品として非常に良く出来ていると思う。全体的に丁寧な作りで、声優は導入初期ということもあり非常に豪華だ。どこかで聞いたことがある声も多く、男も非常に上手い。絵は見ての通り綺麗で、反復運動をしたり、滴ったりと多少動く。どれも一定の質を確保しているので違和感を感じることはなかった。Hは10人各1、2回で枚数にすると差分を抜かして2枚から8枚程度。レズが1回だけあるが、他は普通。日常生活で多くCGが使われるので終始華やかな雰囲気だった。システムも当時としては問題ない出来で、音楽も場面を盛り上げてくれた。特に欠点らしい欠点もなく綺麗にまとまっている。プレー時間4時間というのは少し短い気もするが、これは傑作の部類に入るのではないだろうか?(アクション部分は前作と違い難しくはない。マウスの動きで攻撃、防御などを指示する。フェイントをして相手を行動できなくして、こちらのAPを溜めながら攻撃していけば無傷で勝つことも可能。それでいて、1回当たり結構時間が掛かるのでちょっと面倒になったりしたが、参加感を高めてくれるというプラス効果の方が大きかった。)

題名:狂師がXchange外伝にやって来た (同人)(_) 夜食亭ソフト 原画:赤崎やすま
W 同人 原作の雰囲気が・・・/同人の域を・・・
同人ゲーム。第二作。題名の通りのストーリー。マルチエンディングというが4つのエンディングしかない。選択肢は3箇所。総プレー時間は1時間弱。ボリュームはXchangeの三分の一程度。容量は約100MB(+CD-DA)。多くを望まず同人だと割り切れば悪くない出来だ。音楽や効果音は生理的に受け付けない物だったが切れば問題はない。登場人物は基本的に狂師と拓也、明日香。短いのでコメントのしようがないが微妙に原作とずれているが雰囲気は味わえる、良作。安いのでファンの人は買ってもいいかも。(このサークルは原作、原画さんのサークルだという話)

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