パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:ソーサルキングダム (_) Aypio 原画・シナリオ・ゲームデザイン・マップデザイン:やまRin★ミ(きゃろらいんようこ)
D 正統派ファンタジー シナリオ/RPG部分
正統派ファンタジーRPGもどき。一人の少女が封印から目覚める、もう一人の魔導師を残して。そして、主人公である盗賊は魔導書を探して魔法が存在するというその辺境の国を探していた。三百年前の騒動がまた繰り返されようとしていた。ということで、ひょんなことで知り合った二人が始めは共通の目的のために、そして段々と互いのために悪に立ち向かう一本道正統派ファンタジー。おっとりとした天然ボケのヒロイン、女好きな女エルフとしっかり者の恋人、物知り薬師(?)、抜けている盗賊コンビ、そして姫様、というヒロイン達が明るいノリで物語を盛り上げる。やれ何とかいうアイテムが必要だ、やれどこそこに行かなければならない、というように二つの町といくつかの神殿を右往左往する。その時々に、各ヒロインについてのエピソードが散りばめられている。後半はお約束として、右往左往ばかりが目立つが、全体的には適度にエピソードが散らばっているし、内容的にも端々に深いものを感じる。ただ、残念ながらRPGとしては失格どころか評価対象外の出来。一番最初に、装備だとかお金、宿屋の概念が紹介される、けれど実際に宿屋に行けば、仕様変更のためここでは何も起こりませんとのこと、装備にしても道具の概念もステータスの概念もなければ、武器防具屋も看板だけで入れもしない、したがって敵を倒しても、何ももらえない。せめてもの救いは敵が見える事と、ほとんどいないこと。RPGとして作り始めたけれど予算諸々の都合上RPGモドキになってしまったらしい。イベントの多くもいかにもRPG風のものが多く、(激弱)ボス戦も存在する。最初はあまりのことに度肝を抜かれるが、慣れるとストーリー部分を盛り上げる舞台装置だと思えばマップ移動や運悪く敵に当たって始まる戦闘もそれほど苦ではなかった。プレー時間は7時間ほどなので、もし仮にRPG部分も完成していたら本格派RPGとしてそこそこ話題になったことは想像に難くない。CGは頻繁に使われ、Hイベントもそれほど違和感なくところどころに挿入される。登場人物達の掛け合い漫才も面白いし、百合カップルのほんわかぶりもほんわかだ。故きゃろらいん氏の個性と趣味がいかんなく発揮された良作。(戦闘システムが、画面が切り替わってから体当たりをするというイース形式。自動戦闘モードあり。)(隣町への洞窟に初めて入って、すぐ元の町に戻ると進行不能になるというバグがあった。)(触手ものが何回かあった。)(男は魔導師と主人公だけ。なので、女同士の友情、思慕など正の感情がよく描かれていた。百合系、レズ系ともに好きな人は是非やるべき。)(以下、ネタばれ百合がほんわかしていたから高得点を付けたというのは、まず間違いない。それに原画家さんの絵が好きなのも関係するだろう。ただ、それだけではない。ストーリーだけ見れば、当時の本格派RPGのお約束を踏みながら、未成年向けでは突っ込まない部分にも少し踏み込んでいたように思う。表面上、非常にお気楽な物語で設定・展開もいい加減に見える。そう見えるのだが、実は丁寧に作られているのではないかと思う。光と闇についてその概念自体を否定する発言はそうでてこないものだと思う。ガルフにしても絶対に悪と言い切れないところもある。姫様の自己犠牲とメルのお腹の主人公の子ども。当然、コメディー部分もだが、センスのいい、定番で武装しつつも個性を出せている。Hイベントも浮いていない。傑作かと問われれば否と答えるだろう。けれど、凡作かと問われても答えは同じだ。

題名:太閤立志伝 (一般)(_) KOEI プロデューサー:シブサワコウ
D_?? SLG+RPG 自由度が高い/超簡単?
リコエイションゲーム。人気シリーズの第一段にしてシリーズ最高傑作。豊臣秀吉となり地道に仕事をこなしつつ、本能寺の変が起こるのを待ち後継者として天下を統一するゲーム。だが、途中で謀反を起こしててもいい。主人公は他のキャラクターよりも足が速く、近道も可能で、一ヶ月単位の行動をとらなくていい。したがって、圧倒的に優位に立っているので相手が相当の規模にでもならない限りたった一つの城からでも天下統一が可能だからだ。この大逆転というのが心地よい。当然そのほかの遊び方も出来る。例えば全キャラクター抹殺(辻斬り)や「うつけ型(能力値が極端に低い)」でのクリヤー。他にもやり方によって七色に光ってくれそうな感じがいい。そして、あちこちに遊び・・・というかちょっとした仕掛けが施されている。例えば最初のキャラクターメイキングでまれに「うつけ型」や「英傑型」などの特殊な能力値が選べたり、ある能力値の条件で「暗殺」という仕事が出来たり・・。宿屋でまれに夜這いをかけられることもある(能力値変動)。カードを集めたりするのとは全く違った中毒性のあるゲームだ。とにかくおすすめしたい。(国中の武将を皆殺しにすると全て空き城になる。しかも築城できないのであまりやりすぎるとクリヤー不可能になる。)(当然欠点もあるこのシリーズは後半が非常に詰まらない。ほとんど無抵抗に等しい敵国をわざわざ攻めなくてはならないからだ。)(英傑型などの出し方は、主人公のタイプを繰り返して選択し直すこと。タイプを決定するタイミングでランダムに別のタイプになることがある。例えば猛将型を選択した後の画面で英傑型と表示される。なので出したい場合は、任意のタイプを選択、特典値を振り分ける、「すべてよろしいですか?」で否にして再度タイプを選択することを繰り返すことになる。早いと数回、遅くとも20回もやらずに何らかの特殊タイプが出るはず。)

題名:太閤立志伝Ⅱ (一般)(_) KOEI プロデューサー:シブサワコウ
D_?? SLG+RPG 自由度が高い/簡単?
リコエイションゲーム。人気シリーズの第二段。敵のいないRPGといった様相で、そこに国取りの要素が加わったゲーム。主人公は豊臣秀吉(木下藤吉郎)で、足軽頭から大名まで出世し、天下を取るのが目的だ。城主未満では鉄砲購入や新田開発などの仕事をマップ上を歩き回ったり、ミニゲームをしながらこなしていく。ほとんどの仕事にはいくつものやり方があり、本当に自由度が高い。例えば馬購入の仕事は東方の都市が安く、格安で売ってくれる奥羽の馬飼いが各地を転々としている。買い時には交渉ができ、各種酒を持っていると単価を安くしてくれる。その他、謎の闇商人からも買うことができるが・・・。などなど。城主になると行動の幅が広がり、各地の武将が引き抜けたり、金庫を私有化できたり、謀反を起こせたりする。この謀反を起こし、たった一つの城から信長様の寝首をかき天下を統一出来るのは戦国SLGの中でこのシリーズだけだ。そして育成要素があるのも大きな特徴だ。単調になりがちな下積み時代は能力や技能を上げる事によってそうはならない。大体のゲームの流れは1日に評定(会議のような物で仕事を受ける)に出席し、仕事をこなし余った時間で能力や技能を高める、の繰り返し。まぁとにかく変わったゲームがプレーしたくなったら密かに熱狂的人気を誇るこのゲームをしない手はない。(敵が弱すぎで、要するにこのゲームは圧倒的優位に立ちむちゃくちゃが出来るというのが素晴らしいゲームなのです。)(謎の闇商人を倒すとまれに命乞いをしてお金をくれる。謎の闇商人に二回騙されれば次からは良い目の取引をしてくれる。南蛮商人は武器と美術品を割高で買ってくれるので、これを利用して大金持ちに。体力80%以上で宿屋に同行者を連れて10日以上泊まると技能を教わったり出来る。)(「太閤立志伝Ⅳ」は自由なだけのゲーム。Ⅲはストーリーゲームで系統が違う。「太閤立志伝」は未熟だが遊びが多く、信長を部下にだって出来るステキなゲーム。)(ⅠとⅡとの違いは同行者、ミニゲームの導入。他の大名にも仕える事が可能になった所。で後は、さまざまな遊びがなくなった所)

題名:太閤立志伝Ⅳ (一般)(_) KOEI プロデューサー:シブサワコウ
W 育成 自由度/能力の上げ方
インターネットにも対応した歴史リコエイションゲーム第四段。三作目でなくなった自由度が大幅に回復しています。仲良くなることによってもらえる主人公カードでどんな武将ででもプレー可能。能力値、技能はミニゲームであげることが出来る。そして全ての行動がカードの出方に左右され、偶然の要素も大きい。忍者、商人などの生き方が出来るのもうれしい。このようにとっても盛りだくさんの内容ではあるが、いくつか大きな不満点がある。まず、主人公カードだが、能力値は城主以上でないと上げられないので能力値の低い武将はどこでも活躍できない。しかも、技能の上がりやすさも能力値と関係しているので上げる事は難しい。したがって、育成の楽しみがない。ミニゲームに関しては個人的に苦手なだけだが、能力値が底辺に近ければ物によってはほぼ解くことが出来ないというのは少しひどい気がする。不満点はこれだけで他は本当に良く出来た作品だ。特定の武将にはシナリオが用意されているし、色々な遊び方が出来て、商品価格以上の価値は絶対にある。

題名:タイムストリッパー真子ちゃん (_) FOSTER 原画:スカイハウス シナリオ:D.D
D H 目的意識を持った作り/短い
典型的なフォスターの作品。主人公の子孫の奪い合いで未来から来た二人はいつしか主人公に惚れてしまう。猛烈にアタックをかけるノンと密かに思う真子。そして将来結婚するはずの恋人との間で揺れ動く主人公の物語。ゲームは全編おかずゲームの作りで、ストーリーは薄味のふりかけみたいなものです。理由もなにもなくもてまくる主人公と感動路線に持って行こうとするラスト、強引にいれられるHシーンといかにも典型的な作品。これも同社で数々のおかずゲームを作っているD.D氏の為せる技でしょう。特徴と言えばマルチエンディングという事だけ。会社名を見てFD二枚分の容量を確認してから買うかどうか決めてください。(ただFD2枚組みはフォスターの定番で内容は圧縮されていて4枚分程度はあります。)

題名:TAXI幻夢譚 ストレンジ・ワールドACT.2 (_) SORCIERE シナリオ/ゲームデザイン:悪代官
D 多彩 多彩な展開/複雑??
オムニバス。主人公はタクシー運転手として客を乗せる。客は年上、同年代、年下の三人(プレイヤーの想定年齢は20代前半らしい)。それだけが共通の設定でその他の設定は選択肢によって変わってくる。展開はホラーやサスペンス、恋愛、SFなど多彩で最後に一気に動き出す話が多い。1回のプレー時間は短くエンディングが42個もあることからその展開の豊富さがうかがえると思う。その展開の豊富さや、各々の話に多少関係があるところがなかなか良い。それほど感情に訴えかけてくるものはないが、手軽で良くまとまった作品だ。Hシーンも15個となかなか豊富。丁寧に作りこまれていて、暇潰しに最適の1本。(システムは非常に良い。CG、音楽鑑賞からシーン回想、エンディングの達成状況までいたれりつくせり。クリヤー時にはヒントを見ることも出来る。メッセージスキップも当たり前。)(良く出来ているのも当たり前で、発売年が97年でPC98ゲームとしては非常に遅い。これより後になると今度は別種のゲームが増えてくるのである意味PC98ゲームの成熟期の作品。)

題名:誰彼 -たそがれ- (_) Leaf 原画:カワタヒサシ シナリオ:竹林明秀
W ??? ・・視覚効果/全体
恋愛でも感動でもない良く分からないゲームだが一応・・・謎解き、格闘だろう。短い。というのがもっとも強い印象。こけ下ろされている作品だが、まぁ平均より少し下という程度だろう。ストーリーは日本軍の秘密兵器である主人公達が50年振りに目覚め同士討ちをするというもの。それに当時の関係者やクローンが加わって無意味な争いをする。シナリオは不自然であるし不完全であるし、はしばしに気にいらない毒があるが普通。(今の時代が汚れているとか、主人公達の血に催淫効果があるとか、何故か最初から主人公が皆に好かれているとか、主人公達強化兵の凄さを描写する仕方なんか嫌いですね。)CGについては見たとおりで好みは別れそうだが悪くも無い。ムービーは綺麗だ。なのに、等身キャラが横にてくてく歩いたりする、戦闘や移動時の横スクロール画面、は見るに耐えない。これなら5年前のコンパイルのディスクステーションの方が綺麗だ。声はなし。歌は男性でここからも恋愛が主眼でないのが伺える。個人的には良くも悪くも無い作品。Leafはこのまま没落の一途を辿るのかもう少し眺めていたい。(新作「うたわれるもの」の評判は上々の様だが、ストーリーについての感想は少ない・・・)

題名:黄昏の境界 (_) ティアラ 原画:桂樹 シナリオ:ゆきかげ
D ホラー? 絵??/限定場所でのセーブ
高校生のトレジャーハンターが主人公のホラーアドベンチャー。日本の田舎にある鬼の伝承を調べるが町では連続猟期殺人が起こる。遺跡の地下に広がるダンジョンと化け物達の謎に主人公の秘密も重なって物語が進行する。基本的に村の伝承で、あると言われる財宝を探す物語。途中ダンジョンに何度か入るが時間制限や仕掛けがあって難しめ。村の女の子達やライバルのトレジャーハンター(謎あり)との関係でエンディングがいくつかに別れる。オープニングなどで引っ張る割に最後は拍子抜けしてしまう物語。見た目と内容は少し違うかも。気味が悪かったり謎解きしているようで女の子と仲良くなるのに比重があったり。色々な有名ゲームを悪い意味で真似している感じ。それほどつまらなくもないけれどお勧めはしません。(それにしても、タイトル画面の血の涙を流す二つの目は気色悪いです。)

題名:禁忌 ~TABOO~ (_) SUCCUBUS/APPLE PIE 原画:浅井直樹 シナリオ:夏姫
D ボイス フルボイス・・・/スキップ機能がない
DOSゲームなのにフルボイスの珍しい作品。声だけでメッセージウィンドゥは表示されません。ただ、それだけのゲームといった感が強くてつまらなく、そして面倒なゲーム。シナリオは女教師が三人の生徒に自分の事をお姉様と呼ばせる・・・というか調教するゲームですがストーリーはほぼ零でただ同じ事を繰り返すだけ。学校の4つの部屋のどれかを選びその部屋特有の道具を使ったり会話をしたりして調教しますが、CGは添え物、服着用、脱衣、縛り(数種類)、特殊(数種類)と枚数は極端に少ないです。実は声の方も進行具合によって4パターン程度ありますがほとんど同じ。インストールに最低30分(実際は何故か1時間30分程度)かかるのを考えると割りがあいません。後、声のスキップが出来ないのでパラメーターを上げるために何度も同じ声を聞かなければいけなかったりでこれまた面倒。もしどうしてもプレーしたい場合はWin版を購入する事を勧めます。

題名:たまご料理 (_) ボンびいボンボン! 原画:飛鳥ぴょん・きゃろらいんようこ・小本田絵舞・聖少女・MIRIKO・あずき紅・KOMA・榊雷輔・猫井るとと・横田守 シナリオ:CRUSHER TANABE、REDWOOD CITY
D 多彩な原画 多彩な原画/コミック
多彩な原画家が競演する20のオムニバス作品。「借金取りと娘」「お姉さんとボク」「GR-17」「妖魔ハンターR」「漂流記」「L.A.バイス」「告知病棟」「禁断のシュート」「囚われた王女」「オレ様は大宇宙海賊」「くの一関ヶ原異伝」「翔龍伝説」「そんなに燃えちゃいやっ!」「勝ってピーッ!」「高校講師」「ランプに御用心」「御嬢様と呼ばせて・・・・」「魔法少女プリティー・キャティ」「霊媒師おりてきてH」「ラストウエスタン」。とこれで全部だが一つ一つ説明するのも面倒なので説明はしない。ただ、シナリオが二人いるので二通りのパターンがあるはず。終わり方はそれぞれで驚くものからバットエンドやハッピーエンドまで多彩。CGは一つに三枚ずつ。途中の選択肢は飾りでエンディングは一つ。ゲーム史上でも他に類を見ないゲームなのでやってみてもいいかも。(ただの紙芝居なのだが、変わった話が多い。個人的には好きな作品。)(下のCGは「お姉さんとボク」。相思相愛で同棲するのだが、女装させられて犯される話。)(サブ原画として、樋上いたるも参加している。)

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