パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:Piaキャロットへようこそ2!! (_) F&C(カクテルソフト) 原画:甘露樹・CHARM・みつみ美里 シナリオ:稲村竜一
W 恋愛 原画/恋愛
有名なゲームです。ゲームとしてはよく練られています。買って損をしたとは思わないでしょう。しかし面白いかとなると・・・・。少しランクが落ちてしまいます。まぁこれはあくまで私見なので皆さんは面白いのでしょう。う~ん、可愛いだけのキャラクターです。人間味がないというか立ってないというか・・・・。要するに趣味ではないわけです。ストーリーは喫茶店で働く事になった主人公と店の女の子との交流かな?ヒロインとは最初すごく仲が悪いが段々と・・といった定番。何を働くかで能力値が変化したり、女の子の攻略に最低限の能力値が決まっていたり・・・恋愛バリバリ。「1」の主人公は店主ですね。

題名:PIL caSEX (_) PIL シナリオ:丸谷秀人
D(W) 狂気 狂気、ボリューム感/過激
5つの小ゲームが合わさってます。シナリオ、原画などのスタッフも全く違います。調教、いじめ、看護婦、死、SMと一言で表すとこうなるけど、ちょっと違うかな?全体的にPIL特有の狂気と、SMが見られます。作品としては良い出来だと思います。いじめ、看護婦はマルチシナリオでやりごたえもあります。詳しく説明すると、調教は前に出た作品の番外編として軽く普通の調教。いじめは過激にいじめられてペットになったり色々する。看護婦は新マルチシナリオでどのシナリオが始まるかわからないが始まったら見てるだけ。死はSMの局地で殺して欲しがってる狂気の女の話。SMは不思議な話で3人の女主人に犬として買われてメイドに惚れる話。

題名:5 -ファイブ- (_) RAM 原画:Bang! シナリオ:魁、山地浩志、管理人
W 北国 感動/単調
北国感動物。ど田舎の牧場に遊びに来た主人公と妹。そこで出会う少女達との恋愛物語。アイヌの神々や悪霊が出てくるファンタジー。環境問題と憎しみの連鎖がキーワード。かなり青臭いし、かなり単調。笑えるわけでもないし、物語が深いわけでもない。かはいっても、面白くないわけでもない。なんとも中途半端な印象を受ける。ただし、物語の軸は異質。恋物語でありながら、成就が目的ではない。誰かがメインヒロインというわけでもない。全ては大きな物語の中の1ページ、構成としては、AIRに似ている。日常パートは、ありがちなボケとツッコミ的な会話の応酬。雪かき、雪合戦、牧場の手伝い、森の広場での動物達(会話可能)との鬼ごっこなど同じシチュエーションでのイベントが多数ある。CGは見ての通り、下手でもないけれど、上手くもない。システムは当然、必要十分。前の選択肢にも戻れるので、攻略も簡単。プレー時間は18時間くらい。(プレー中にどうでもいいが、気になったのは、スターウォーズの暗黒面?というの、働かずに居候しているプーの主人公って一体・・・ということ)(詳細ネタばれ、最初はロリっこのほのかがメインヒロインかと思っていたが、違った。あくまで憎しみの連鎖と対を成す愛の連鎖の集大成といえるような存在だった。過去が変わってしまったので、プレーしたような悲惨な展開にはならず、幸せに暮らしている。主人公との関係は不明。たぶん結ばれたんでしょう。次は、禰音。自分の念を追い出し巫女の役目から逃げた少女。一番エロエロで、嫉妬深い。最後には、念と一緒になったのに、命を使いすぎ死亡。一緒に生きようみたいな展開なのに、かなり驚いた。死ぬのが絶対条件なのか?次は、楓。東京に恋人がいる。手紙さえきちんと届いていれば、主人公と結ばれても問題なかったはずなのにそれもウエンカムイの仕業なのか?結ばれたから、バットエンドという変わったシナリオ。ウエンカムイの地味な暗躍と知らせるためのシナリオなんでしょう。次に、志乃・愛理。志乃はまぁロリエロ担当として、無視するとして、愛理は実の妹でかつ実は既に死んでいる。最後には生きていたので、愛理が死んだのもウエンカムイのせいなのか?とにかく猛烈なアタックをかけてくるのが不自然で驚いた。妹が一緒にお風呂に入ってきて、何かと主人公ラブな発言をする。病院で唯一の心の支えが主人公だったためなのだろうが、ちょっとやり過ぎかも。最後に、千歳。太陽のような女性で、ウエンカムイをも受け入れた。彼女が死ななかったことで、世界は憎しみの連鎖から抜け出した。一番癖がなく好かれるキャラかも。過去編ということで、妖精コロポックルとして主人公が活躍する。ただ客観的に見ると何もしていないような・・・。でも、そのちょっとしたこと、たとえば千歳が撃たれる直前に飛び掛るなどで、過去を変えていたのかも?それでも、ちょっと既定路線的な感覚を受けました。

題名:FEARLESS] (_) Active 原画:九郎乃 シナリオ:枕流
W やきもち?/ストーリー
兄妹愛ホラーサスペンス風味。親をなくし兄妹で暮らしていた主人公に兄を探して欲しいという少女。それを断るが、自分達兄妹と同じ境遇の少女が、次第に気になり始めて、少女の兄を探し始めるが・・・・。と出だしはこんな所。しかし探偵物とは言えない。調査と言っても、ハッキングしたり、忍び込んだり、深夜の学校を徘徊したり、徘徊したり、徘徊したり・・・・要するに徘徊するだけ。で、ホラーサスペンスも味付け程度。徘徊すると決まって出てくる化け物類くらいで後は最後の方に少しあるだけ、物語にはほとんど関係しません。まぁ、人はごっそり死にますが、主人公達の知ったこっちゃ無いし・・・・。で実際はなんといっても、妹ゲー。着替えを見られても「お兄ちゃんにだったら、週イチくらいなら・・・。」とかのたまい、何かと愛の告白と勘違いするお兄ちゃん命の義妹と、何故だか主人公に溺れていく無表情の現在お兄ちゃん捜索中の少女、この二人が主人公を取り合うゲーム。また主人公の格好いいのなんの、カギは3秒、暴力団員5人は一瞬、ザコ化け物はナイフで瞬殺、校門は飛び越え、ハッキングは超一流、その正体は・・・・。とやりすぎ・・・。いつ殺されるとも分からない状況下でも平気でHや漫才を繰り広げ、緊迫した場面ではこれ以上ないほどシリアスに決めるこの不自然さ。数々の意味不明の設定、展開、事件もうこれはあまりに多いので気にしないでプレーするのがいいでしょう。というか気にしたら負けです。ということで最後に各感想、音楽は普通、歌はなし、声は主人公もあって普通のゲームとは違った雰囲気、演技は・・・・途中から慣れました、絵は見ての通り悪くない、Hはパターンを無しにすると30枚弱、完全攻略はやや難(攻略テキスト同封)、プレー時間は8時間前後。終わってみると釈然としないものが残りますが、プレー中は展開が気になり、痴話喧嘩が面白く、悪くない出来。ただ、細かい事を気にしなければという注意付き。(二人の妹とのHは豊富。それ以外のHイベントはなし、CGならあり。)(お気に入りはやっぱり野原彩葉・・・・っていうか彼女って何者?妹の元クラスメイト?)(CG左の少女の目、右目の位置が不自然に下がりすぎ・・・・後のCGは違和感ないのに大事な立ち絵だけ・・・・。)(何故人形になったら、メイド服に着替えているのか・・・・謎。)(ホラー場面の演出が非常にまずい。他の場面と全く同じ演出で、しかもCGがほとんどない。したがって盛り上がらない。)

題名:Figure ~奪われた放課後~ (_) Silky's
D 鬱/エンドの種類が少ない
鬱SLG。財閥の御曹司に女学園に行き、女を調達して来いと言われた主人公。罪悪感としなければならないという義務感に苛まれながら、鬱々と獲物探す。かなり変わったストーリー展開と、鬱々と語られる主人公の内面描写が光る珍品。主人公の翻弄されることされること、馬鹿にされ蔑まれそれでいてまた病的に好かれたりもする。陵辱物としては珍しく、主人公が本当の意味で「主人公」だといえる。物事は大抵主人公の周りで進行しているが、物語は主人公の内面描写を中心に進んでいくのであくまで主人公の物語だ。ヒロインは御曹司との関係の方が深くなるので一度獲物にしてしまうとあまり関係がなくなってしまう。それでいて主人公を恨まず、ネジが外れてしまうあたりが本作の特徴か。恋愛関係に発展しないというのも珍しい。システムはセーブ、ロードが決まった時にしかできないが悪くない。特に登場人物の心理を表示できるが、なぜそんな行動に出たのかが分かるようになっていて良い。対象の女の子と自分のものだが、表示させないこともできる。そして、長い心理描写をスクロール表示するなど状況に応じたちょっとした効果が意外に良い。当然CG、音楽鑑賞もついている。Hシーンは第三者としてのものが多く、中途半端なものも多い。ヒロインが約4人で各7枚程度と他にも少しある。充実しているとは言いがたいが、絵が特徴的なので好きな人もいるだろう。エンディングは大抵、鬱状態のまま終わるが、当然そうでない物も有る。ただ、H関係は薄い。とにかく、鬱々とした主人公の内面描写はプレーを阻害してくれて気分が悪くなるが、珍しい作品なので絵が気に入ったら是非プレーして欲しいと思う。(攻略は結構難しい。一回の選択肢の間違いで半端なエンディングに行ってしまう。しかも途中のHシーンを見るのも、因果関係がほとんどないので難しい。プレー時間は2時間程度だが、全てのエンディング、グラフィックを見ようと思ったら倍はかかりそうだ。)(レズも多少出てくるが、女学園だからとりあえず出しとけ、といった感じのような気がする。)

題名:Fifth (_) RUNE 原画:野々原幹 シナリオ:Aー、他
W ロリ 雰囲気/自由度が低い
育成SLGですがステータスはほぼ無意味。と言う事で普通のAVGとほぼ同じ。特徴はチビッコ大集合なゲームだと言う事ですね。内容は天魔の子を25日間育てる。朝、修行イベントが起きて四つのステータスを上げる。そして店に行くか、屋敷でくつろぐか決定して終わり。店では色々なアイテムがあるがほとんどHシーンのためにあるような物。そして屋敷でくつろぐと子供とのイベントが起きます。10日目になると天使か悪魔に分岐してシナリオが変化します。エンドは大きくは3種類、細かいと7種類か?エンドは少なく自由度はありませんが、イベントは多くあって全部見るのは難しいかも、というのもステータスが決まった数値になるとイベントが発生してこの組み合わせが面倒。固めの文章や短くまとまったシナリオは好感が持てます。音楽もいいです、エンドの音楽は天空の城ラピュタのエンドに似てました。あ、過激なゲームではありませんよ、一応。登場する少女は皆、想像上の生き物です。

題名:Filsnow ~光と刻~ (_) Leaf 原画:ドリルキング(水無月徹) シナリオ・音楽:下川直哉
D RPG 本格派/楽しみの欠如?
本格派RPG。スタッフには音楽で有名な「下川直哉」、「折戸伸治」がいる。特に「折戸伸治」は「Tactics」で好評を得て「Key」で人気を不動の物にした感がある。原画も「」「」などでヒットを飛ばした人だ。それなのに売れなかった悲劇(?)の作品。プレーしてみると納得だが、大々的に宣伝していたことを考えると原画さんがまだ未熟だったのが原因の様に思う。と言っても作品自体がスーパーファミコンの二流RPGの乗りなので致し方ない。とは言っても出来は悪くない。画面もきれいでミニゲームでコインを集めたりもする。自動戦闘や隠し宝箱。あちこちに工夫が凝らされている。ただ、魔法が役には立たない事と何より敵出現率が高すぎる。ダンジョン等で隠し宝箱が必ずあるので歩き回るともう血管がきれそうになる。強力な攻撃がないので弱い敵にも何ターンもかかる。物語も淡々と短めに終わっていくだけで面白くない。要するに楽しみに欠ける。少なくとも口込みで売れていくというレベルにはない。Hイベントの方も神様の封印を破るために最高のエクスタシーを・・・とかいう設定でする物と目撃(?)イベントだけ。原画にも癖がありすぎる。「リーフ」ファンが値段を吊り上げている様なのでもしプレーしたかったら「猪名川でいこう!!」を買えばWin版が入っている。

題名:フェルミオン ~未来からの訪問者~ (_) Silky's
D 百合 作り/無意味な選択肢
「Desire」を少し思い出させる作品。(類似点は少ないですけどね。)レズレズのお姉さまな世界なので全ての人にお勧めするわけにはいかないが、出来はいいです。物語自体も、興奮状態の体液を得て遺伝子情報を手に入れるというものでレズレズの温床です。300年後の世界は環境汚染の為に遺伝子レベルのダメージを受けていて科学を持ってしても失われた遺伝子情報の復活は不可能。偶然発見された次元の歪を通って過去に健康な遺伝子を取りに行く。これに多少の謎も、ブレンドされているようなされていないような・・・。主人公の猫と人間のミュータントは遺伝情報の為に親子姉妹とその友達とレズレズの関係に。とにかくレズレズです。それしか言えない作品、でもソフトで愛(?)のいっぱい詰まった作品です。

題名:Forest (_) Liar-Soft 原画:大石竜子 シナリオ:星空めてお、茗荷屋甚六、高尾登山
W_?? ファンタジー 構成力/半端
ファンタジー。「リドル(謎かけ)」の間、「森」に侵食され、異形の者が跋扈する新宿。そこに招かれた5人の主人公達。不可解な「リドル」に様々な「ギフト(特殊能力)」で挑む。イギリスの著名なファンタジー作品のキャラクターや設定が至る所に表れ、そこから理不尽な展開の理由、解決方法を推測しながら、「リドル」を潜り抜けて行く。要は、「不思議の国のアリス」シリーズを大本にして、それと類似の不思議空間を冒険するお話。基本的には、主人公達の悩みと成長、そして時々愛の物語。ただ恋愛は構成要素の1つ。その証拠にエンディングは1つ。謎解きでもない。証拠にこれはファンタジー。ちょっとマジメで大人な童話。永遠って何だろう、物語って何だろう、生きるって何だろう、などなど非常にストレートに哲学的な問題を討論している場面が多い(内容は大学一般教養レベルだが、答えがない問いが多い)。童話にしては具体的、これは隠すべきだろう。「リドル」は間を空けて発生するので、途中に挟まれる昔話などが、緊迫感を損う、童話としては不徹底。言葉遊び、童話系ファンタジー独特の言い回し、それを演じる声優、拡がりを持った音楽、幻想的な絵、豊富なキャラクター、空想的なストーリー、不徹底であっても童話や本物のファンタジーが好きな人は十二分に楽しめる大作だ。そして最低限度の解説がさりげなく(?)挿入される配慮は丁寧で好感できる。何より、パロディーをただの文句の複写としてではなく、キャラクターのそれとして成し遂げている所はかなりのものだ。ただ、独特の雰囲気を出すために、音声のみもしくは全く別の音声が再生される場面がありこれは再再生不可能だったり、服装が違う立ち絵が連続して表示されたり、繰り返して表示されたり言われたりする演出が多かったが、これが利点か欠点かは難しい所だ。プレー時間は12時間程度と手ごろで、言の葉を選び繋がったいくつかのショートストーリーを読んでいくという流れなので、一気にプレーする必要はない。難易度は一部引っかかるかもしれないが、選択肢はほとんどなく素直にプレーできる。システムは自動送りが出来ないので、どこまで音声が続いているのか分からず、ロスやミスが出てしまった。以外には特に問題はない。明るい話ではなく「どろどろ」という表現がしっくり来そうな成長物語が多いので、そこは注意が必要かもしれない。後は、普通のHが各2回4枚ずつでそれ以外でCGがほとんど使われていない事も同様。個人的には童話は好きなので、結構お気に入り。久しぶりに2回プレーした。(音楽は気に入った。ただ、14曲ある事になっているが似たような曲が多かったのは残念だ。)(以下ネタバレさて、えらく哲学的なお話です。もうちょっと内部に埋め込む事が出来なかったのかとも考えますが、ストーリーをプレーヤーに理解させるために基礎知識を与えているという役目があるのでしょうね。途中に出てきた出典元が分かるとより分かりやすいとはいえ、知らなくとも最低限の説明は語られるので問題はない。こういう特殊な作品としては珍しく、プレイヤーの手をとって迷子にならないように誘導してくれている。これが良いか悪いかは微妙だけれど。童話好きな自分としては、理屈っぽ過ぎてもっと無責任にやってもらいたかった。けれど、これは童話ではなく、ありふれた青少年向けの成長物語。特殊とはいえ、逸脱はしていない。それがちょっと悲しい。ただ、これは趣味の問題。パドゥアが飛んでいく件で、語り手であり聞き手でもある2人の葛藤、ぶつかり合いが非常に上手く表現されていた。最後に集めた雨森のかけらを死のアリスに語るという設定も、今まで物語の外にいた灰流とアリスが何だったのか一気に分かる劇的な場面で印象深い。雰囲気だけではなく、意味がきちんとあり、全体として構成が崩壊していないことはすごいと言うしかない。その意味・意図自体についてはどうとも思わないが。)(気になった事をいくつか考えてみる。実質的な主人公、灰流の背景。国際的な宗教組織の要職に就いている父親を持っているらしい。その設定が何故必要だったのか。雨森の親も宗教関係だし。これは、主人公の奇妙な家庭教師の設定を肯定するために付けられたものなのでしょうか。それ以外には想像が付かない。次に、(A∨¬A)を公理とする古典論理からそうしない直感主義論理の出現で、永遠の定義も変わると説明しようとしている場面がありますが、古いから間違っている、新しいから正しいだろうという推測には賛同できない。どちらも、おなじくらい不確かな説でしかないと思うのだけれど。排中律にしても「全てのものはAであるかAでないかのいずれかだ」という論理がおかしいと思う人はどれくらいいるか。長くこれは正しいとされていたし、今も多くの人は正しいと思っている。実際は「である」とは何かの定義を変えただけに過ぎない。新旧なんて関係ない、反論を見つけられない事実が正しいものだ。次に、御柱。最後の場面に出て来ました。日本だと天理教が一番有名なのでしょうか。甘露台とかいう柱が世界の中心だそうです。世界の中心は微動だにしない、動くのは周辺に過ぎない。でも本当は動いているのは、中心かもしれませんね。次に、森とはなんなのか。森に犬はいない。死んでしまったシリウスの影響か(もしくは裁判で出てくるヨハネ黙示録22章15節が関係している?)。アリスがガーデンのあるじだと言っている場面もある。そして、アリスは新顔。以前にもリドルがあった。その間2人は無関係。アリスは2人をおびき寄せるために作られた。他の3人は同様の問題を持っていたから呼ばれたのか。都知事は恒例キャラなので枠外とする。最後には「森」ではなく「世界」という言葉が使われている。「外」の「語り手」達によって導かれる結末。ただ、この「世界」と「森」は明らかに別物であるべきだ。そうなると「森」を作ったのではなく、雨森が飛び降りる直前に言ったように、見つけたのだろう。「森」は世界の境目「外」へと通じる道、もしくはもう1つの漠然とした中間点としての「世界」。「森」を見つけた2人は「外」の人間に発見され、もう1度おびき出すためにアリスが作られた。ということだろうか。最後にエンディングについて。海賊が伽子をさらった所からリドルが始まり、雨森のかけらが揃い、復活する所で終わる。森を発見した時から始まっていたのではないかとも思うが、それは不明。とにかく、「世界」の「外」に出た。要するに私達の世界に今そこに出現した。と読めるのに未だお話として扱われているので、「外」との接点がなくなっただけらしい。で、一番重要な雨森が灰流からひとり立ちしてしまった件について。これは必然。この物語は、世界の外に出る事を怖がっている5人の若者の話なわけで、もしここで恋人同士になってしまったら、元の木阿弥になってしまう。怖い怖い世間という外の世界、分からない事だらけの恐ろしい世界、その中に飛び出していくその姿こそ、この物語の目的。ならば、愛しあったあの場面は嘘なのか。それは分からない、教え子に対する愛ならセックスするのは変だし、応えるのも変だ。それよりも、物語の目的を優先させたのだろうと思う、その余地はある。

題名:for elise ~エリーゼのために~ (_) CRAFTWORK 原画:長岡建蔵 シナリオ:小林英茂
W 狂気 雰囲気/地味
狂気。冴えない会社員の主人公には憧れの女性がいた。ふとしたきっかけから数人の女性と関わり始めるが、憧れの女性との仲を邪魔されたり、蔑まれたりする内に妄想が彼の生活を侵食していく・・・。といったところ。周囲の人間達の言動を夢(もしくは夜)の中で思い出し、想像の中でサディスチックな復讐をする。その場面はエロ・・・と言えるのかも知れないが、CGは多く見積もっても40枚で、日常生活の場面が多く、Hなものは5人に各3枚あるかないか。狂気といっても、行為ではなく思考に重きがいっている。マイナス思考全開のテキストと、それより少しだけしかマシではない現実がウツウツとしている。ただ、プレー時間3時間とボリュームに欠け、のめり込むことは出来なかった。2パターンのシナリオがあるが、重複する部分も多い。また、選択肢をいちいち選択したり、意味もなく場所を移動しなければならないので、実質的なストーリーはかなり薄い。有名な曲「エリーゼのために」をワザと崩した曲を始め、重厚な曲が多く雰囲気を盛り上げる。身近な泥臭い狂気を描いている珍しい作品であることは確かだが、地味で派手さに欠けるのが玉に瑕。鬱積とした空気を味わうのには最適かもしれない。(システム的には古いためかなり貧弱で、CG・音楽鑑賞も、バックログもなにもない。セーブも決まった場所でしかできない。各種設定も不可能。)(以下、ネタばれ憧れのちとせとの仲が進展しそうになるのに、急に接近して来た、ますみやいずみに邪魔をされ、どんどんと病んで行く主人公が最後には凶行に及ぶという話。ただ、最後は夢の可能性もある、壊れてしまった可能性が。そうなると、生首の演出が謎になるので、ちとせを殺し首を切り落としてずっと一緒に生活する・・・・ということなのかもしれない。主人公の身に起こったことと、狂気に浸ってしまうことには、かなり大きな隔たりがある。それを自然に見せるために、頭を何度も強く打つという設定を入れたのだろう。こういう消極的なタイプは犯罪を犯すだけの元気がないので、犯罪に関わる可能性は非常に低い。ただ、世間一般では、こういうタイプが犯罪を起こすと思われている。そういう意味では、非常に単純な作品なのかもしれない。ただ、それ以前のウツウツとした思考パターンは良く分かる。ここまで過度ではないにしても、誰でも同じようなことを考えるのではないか。後、Hシーンは、ほぼ妄想で、現実のものも扱いは小さい。たぶん、小道具なんだろうと思う、Hシーンなんて。

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