パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:ORATORIO ~海より青い夏の彼方で~ (_) UNCHAIN 原画:らいおんはーと シナリオ:冷凍ぱんつ、Ricky
W 感動 斬新/完成度
感動系。幼い頃の、島の火山の噴火、父親の死、守らなかった約束。しかし、新天地で親友を作り充実した生活を送っていた。大学生になった主人公は、恒例の研究合宿に向かう。しかし、火山のデータが異常値を弾き出し、その調査をすることになる。データとは違い平和な現地で、親友や先輩、同行することになった後輩などと触れ合っていく。と、まぁこんなところか。日常会話は下ネタを基本にしたボケツッコミのギャグ。お約束が過ぎる感じもするが、そこそこ笑える。ちょっとした事件が電話を通して伝言ゲームよろしく、下ネタに変換されていく件は結構笑えた。恋愛・感動の要素が強いが、出来が良いとは思えない。共通パートが多く、いくつかのイベントだけで相思相愛になってしまうのは唐突感がある。また、(おまけを抜かすと)3人1回ずつだけのHシーンも同様。設定で既に主人公に惚れているとかあるにはあるが、いまいち。感動もほぼ同じイベントを使いまわしていて、ヒロイン個別の要素が薄い。青臭い演出で、ありがち。また、盛り上がりに欠け、イベントの繋ぎ方が下手。CGも男はちょっといい加減だし、魅力的というわけでもない。システム設定はほとんどできず、セーブも巻き戻ったりする・・・。かなり欠点は多い。ただ凡作かと問われると少し躊躇する。それは、この作品独自のシステムのおかげだろう。画面の何倍もの大きさのCGをスライドさせて見る、このシステムは、世界に広がりを持たせてくれる。立ち絵が画面狭しと立ち並ぶ通常の作品とは異なり、かなり自由に上下左右に広がりを持たせているため新鮮味がある。また、時間制限があり、複数のキャラクター・対象・選択肢を選ぶことが出来るシステムも面白い。類似の例はあるが、会話に対する参加感を持たせようと配慮されているのは珍しい。主人公も含め全員声付きで、一段と参加感を煽り、流行とは外れた絵とか、自動送りが標準のシステムとかが新鮮味を感じさせる。正直、大した作品とも思えないけれど、新鮮味があることで凡作とも言えない、微妙な出来に仕上がっている。1プレー6時間で合計・・・11時間程度は掛かるので、ボリューム的には問題ないはず。荒削りだけれど、悪くはないと思う。(主人公の「うっす」という口癖には最後まで慣れなかった・・・)(以下、ネタばれ正直、最後のアトランティスがどうこうの部分は意味不明。なんで50音が並んでいるんだとか、京香の父親の声だけ聞こえるのはなんでなんだとか、疑問は尽きない。ただ、どうでもいいし、物語の中でも大きなウェイトは占めていないはず。それより、教授らの世代と主人公の世代を重ねたり、未来と過去と考えさせたりする部分がこの物語の核なんだろう。一体感がなくくるモノはなかったけど。後は、明日菜のセイント様にはついていけない・・・。恋人になると死んじゃうとかいうのも子どもの戯言以下の理由だし・・・。京香と恋人になるのも違和感あり過ぎ。入学当初告白されたのが気になっていて・・・・というのがどうも安直。

題名:俺の屍を越えてゆけ (一般)(_) ソニー・コンピュータエンタテインメント
PSP RPG 世代交代/難しい
世代交代RPG。短命の呪いを受けた一族がその呪いを解くために京で鬼を退治していく話。2年しか生きられないがすぐに成人する。神と交わることで子供が出来、一族として何年も戦い続ける。遺伝によって父方・母方のどちらかの素養をランダムで引き継ぐ、神によってでこぼこがあったりして、最強を目指すのはなかなか難しい。ダンジョンは10個以下で、何回も繰り返し潜り、アイテムや封印された神を解放したりしながらボスを倒す流れになる。ストーリーは断片的で神ごとにストーリーがあったりで昔話や絵本を連想させる。一族が亡くなる時に辞世の言葉を残したり、家系図が見えたりして、一族の受け継がれていくことが情緒的に表現されている。この時代は弱かったとか、あのボスを倒したとか、家系図を見ることで思い出がよみがえる。第二作も出ている人気作で実際面白い。(プレーから少し時間をおいてのレビュー)

題名:OrangePocket -オレンジポケット- (_) HOOK 原画:武田弘光 シナリオ:セルシオ、三浦裕介、川波無人、はね
W 恋愛 キャラ?/文章
恋愛。ヒロイン数8人、総プレー時間20時間以上の大作。田舎の学校に昔の幼馴染が転校してくる所から物語は始まる。純・恋愛ストーリーでだんだんと惹かれあう主人公達に障害があったりなかったり。ヒロインごとにストーリーの内容や量はかなり違うが、どれかが飛びぬけていいとか、悪いとかいう事はなく、同じ素地を持った物語が展開する。感動、緊張感、インテリ、田舎、ハーレムなどとは非常に遠い所にある作品。共通イベントが多く、二人目以降のプレーではメッセージスキップしている時間の方が、個別シナリオより長かったような気さえしてくる(妄想)。ゲームは適時表示される選択肢と放課後または昼に表示されるマップセレクトで行く場所を選択しながら進んでいく。これだけなら良くあるシステムだが、選択場面のいくつかでは、時間が経つと変化したり、時間切れになったりするものがあり、選択するまでにかかった時間も成否にかかわってくる。これが非常に面倒。そうでなくとも難易度が非常に高く、どこかの選択肢でタイミングを合わせると選択出来る様になるプレミアのHシーンや裏技的なものもあり自力完全プレーはほぼ不可能な作品に仕上がっている(プレミアHとは、通常と違うパターンのコスプレH)。しかも、マップセレクトではキャラクターが表示されて分かりやすいのだが一箇所、罠が存在する・・・・。さてシステム面では一通り揃っていて悪くはないが、如何せんメッセージスキップが遅すぎる、しかも途中で止まってしまうこともある。絵は悪くはないが、立ち絵と同一人物か怪しいCGもあったりと良いとは言えない。Hは2から4パターンありゲーム内容からいったら豊富だろう、内容はコスプレ紛いが多い、一人低年齢キャラあり。とまぁこんな作品でゲームと言ったらキャラクターが命という人にはいいのかもしれないが・・・・・。(いくら田舎という設定でもパソコン使えなかったり、携帯持ってなかったり、あまつさえ・・・パソコン通信って・・・一体時代設定は何時なんだ??)(主観評価では「4」だが客観評価では「7」なので間を取って「6」にしました。)(以下ネタばれ詰まらない。だけならまだしも苦痛。これほどの苦痛は「星空プラネット」以来だ。詰まらなくかつ長い事が主な原因だが、ゲームが悪いというよりは、プレーする作品を間違った自分が悪いのだろう。この系統のゲームは生理的に受け付けない。とはいえそれを差し引いても名作ではないだろう。ナズナシナリオは、ゲームの始まり方からしてもメインヒロインかと思わせておいて全く手抜きのその展開に脱帽した。個別シナリオが非常に短く、何故か繰り返される家出と良く分からないうちにくっついている主人公は理解不能だ。桐子シナリオは高校生にもなって引越しくらいでもう会えないとか、うじうじと馬鹿らしいことこの上ない。恵留シナリオは、自然とラブラブになるはずだった主人公達に突如、人の心が覗けてしまうという設定を持ち出しておきながら、簡単に切り抜けさせて無意味にファンタジーにした意図がなんとも・・・。ユーキシナリオは、なんと言うか低年齢キャラをとりあえず出しておけという心意気とおざなりなストーリーは本作の中でもっとも良かったのでは・・・。なにもないだけまだましということで。羽弥シナリオは、これだけ無駄に長いのはなぜ・・・・。とまぁ感想としては最悪の部類に入る、ギャグがない事や繰り返し同じネタ(例:先生にそんなだから男がいない→先生怒る)、説明不足、深みのない上辺だけの文章。要するに上手くいえないが文章が最悪だ。無理な設定を補うための度重なるフォローのセリフには心拍数が急激に上がってしまう。)

題名:女の子どうし ~Girl Playing Game~ (_) Jam/HEADROOM/STONE HEADS 原画:COMA シナリオ:tama、高橋ゆうすけ、はるちゃん
W_?? 憑依 ストーリー?/絵?
憑依。交通事故にあい、他人になってしまった主人公は、Hをすることによってその他の人に憑依出来る、霊になっている事を知る。一定期間が過ぎると主人公の力が弱まり、本人が目覚め、主人公は消滅してしまう。自分の元彼女や妹などが通っている女学園を舞台に自分の体に戻るための奔走する。怪しまれないように、6人のヒロインの周りをうろうろして、うまく他人に憑依しながら親近感を持っていくという流れになっていて、ヒロインごとに話の毛色は違っている。彼女らは調教されてみたり、探偵を気取ったり、新聞部で特ダネを狙って見たり、かなり多彩でアクション映画のような場面もあれば、ファンタジーになってみたり、普通の恋愛物になったりする。かなりむちゃでいい加減な展開もあるがそれを押し切る非現実感があると思う。Hについては、憑依する相手も自分の憑依している人物も当然、女なのでレズということになる。ただ、憑依されている間の記憶がなく、Hと同時に相手に憑依するので情事があったことさえだれも覚えていないか、夢だと思ってしまう。CGは見ての通りで、癖が強く、別人にしか見えない場合も多い。枚数はパターンを考えずに、全て合わせて100枚ちょっと。思わぬ所で使われていたりしてコンプリートは面倒。レズと言っても主人公から強引に迫るという形が多く、少なくとも愛し合っているというものはなく、じゃれあっている程度。憑依するので、実は彼女はこんな人という内面描写が多く、結構シナリオも悪くないので、気になったらやってみてもいいかもしれない。(プレー時間は10時間程度。)(セーブが特定の箇所でしかできないのは少し驚くが、頻繁にあるので問題ない。)(攻略は難しいが、日にちに関係なく定型的にイベントを発生させられるので、慣れると楽かもしれない。ヘルプでヒントが見れるので少しプレーしたら見てみれば詰まることもないだろう。)

題名:女の子の仕組み (_) LIBIDO
D(W) エロ 紙芝居/ゲーム性の欠如
紙芝居。大分常識から外れた3姉妹の恥ずかしい体験を聞くというスタイルのお話で、1人2話ずつで、レイプされたり、年下の男の子の相手をしてあげたり、痴漢を楽しんだり、騙されているのに納得して大人のおもちゃのテストさせられたり、お医者さんにいたずらされたり、同級生にレイプされつつその相手と愛をはぐくんだり、まぁこんな話です。最初はちょっとだけ嫌がるが最後にはどうでも良くなっているという良くある展開。CGは1話12枚で、全部で72枚と大変多い。Hオンリーの完全な読み物なので、オートメッセージが出来たり、速度を変えることが出来たり、CGごとに話の途中にジャンプできたりとシステム面では全く問題ない。問題はシナリオが気に入るかどうか、絵は見ての通りで他の絵も同じ感じで丁寧に書けていると思う。気になったならば見かけたら手に入れて見ると良いだろう。

題名:Oh!きつねさま☆ (_) きゅろっと 原画:きゃらいんようこ シナリオ:TAMAMI
D(W) ラブ ほのぼの?/絵が雑
キツネ耳。バイク事故で祠を壊してしまった主人公ときつね神見習いの写乱との同棲生活を描いた作品。お兄ちゃんと呼ばれながら段々引かれていく2人のお話。きつね神様になるため、主人公の3つの願いを叶えてくれるというが、離れたくないためなかなか願い事を出来ないでいた主人公だが・・・・。10ヶ月間で1ヶ月1話で、各1回ずつHシーンがある。ストーリーは無い様なものでちょっとHな日常生活の事件の一コマといったところ。例えば、霊感の強い姉弟に捕まってSMじみた事をされたりしたり、他のきつね神がやってきたり、デートしたり、運動会に出たりする。海に行ってレイプされたり、ちょっと酷い話もあるが基本的に主人公とセーラー服とか水着とか体操服とかコスプレHしたり、ほのぼのと楽しくHをする。最後の選択肢以外は意味がないので、ゲームというより面倒な読み物といったほうが良いかもしれない。CGは見ての通りというか、今は亡ききゃろらいんようこさんの特徴のある絵でファンは多いと勝手に思っている。ほぼ、写乱だけだが、他に妖精や他のきつね神のものが数枚ある。些細なものを全部合わせてもCGは60枚程度。プレー時間が2時間程度なので、こんなものかもしれない。目を引くのはシステム、メッセージスキップも高速で、どの月からも簡単に始められ、CG鑑賞やエンディング鑑賞もついていて、非常に使いやすい。きゃろっと製作のキツネ耳の巨乳ロリという文句に惹かれる人は是非やって欲しい。

題名:かえるにょ・ぱにょ~ん (_) ALICE SOFT 原画:かれん ゲームデザイン:ぷりん
W SLG 戦略性/18禁とは呼べない
このゲームはシミュレーションが好きな人だけやりましょう。主人公の王子もかわいいし、仲間の女の子達もいいのですがシミュレーションとしてはある程度難しいのでクリヤーできないかもしれません。面クリヤー型のSLGで、選択によって次の面が違います。正解のルートは一つしかなくそこからして難しいです。CGはバッドエンドの時、味方が・・・というのと女の子モンスターを捕まえて・・・・という物だけ。したがって18禁としてやるのは×。本当に純粋にシミュレーションゲームとしてしか楽しめません。(この題の意味は「ぱにょーんが帰る」というのと「かえるが飛び跳ねる」とのふたつかなと常々思ってました。)

題名:格闘娘 りょうこ (_) 娘屋ソフト 原画:さく・さくら 企画:USA
D カード ゲームオーバー無し・・・/全体
カードゲーム。刑事のりょうこは犯罪組織を追っていた。しかし、相棒が殺され捜査中止の決定が下る。りょうこは刑事をやめ単独捜査を再開する。そして、真相に迫るため闘技大会に出場する。そのパートナーとして出てくるのが賭博師の主人公、相手の女性闘士が目当て?はっきりいって、カードゲームとしても大した面白くありません。思うようにいかなすぎる感じです。シナリオは定番ですし、Hシーンは特殊なんですが別にどうでもよさそう。マウスクリックしてメーターをある一定に留めなければいけない仕組み。このメーカー「ブルーゲイル」や「イメージクラブ」「エウシュリー」の元になってるみたいですが出したゲームってこれだけかな?(ゲームにはセーブもロードもなく途中リタイヤも出来ませんが、最初の名前を決定するところで敵キャラクターの名前を入力してシフトキーを押しながらEndにすると途中から始められます)

題名:カスタムメイト3 (_) F&C(カクテルソフト)
D(W) 育成? 自由/単調
結婚相談所で理想の彼女を紹介してもらい新婚生活をシミュレートするというゲームですが繰り返しを出来るだけ省き変化を持たせたり、顔、形をある程度自分で変化させることができたりとなかなか凝っている。実際にはもう古いゲームなのでこれから手を付けるということはないでしょう。ジャンル分けすると調教SLGになると思います。始めはソフトに進めて次第にいろいろなことができるようになるというあれです。当然の事ながらストーリーはほとんど無しです。毎日ほとんど同じ選択肢で選択によってパラメーターが変化しますがイベントがほとんどないのが少し残念。

題名:化石の歌 (_) age 原画:南風麗魔 シナリオ:木間田都摩耶
W_?? 不思議 重いシナリオ/難しい
謎解きゲーム。こう呼ぶのが一番あっていそう。本当はSFだけれども、舞台は館。それはさておき、作りがしっかりしたゲームです。細部まで練りこまれています。寓話というか童話というか不思議な雰囲気の逸品。、声優もうまい。ストーリーもゲームでは今まで見たことの無い種類の物。とってもいい感じです。記憶を失った主人公(エミール)と教会で出会った主人公を兄だと思っている少女(プリエ)が人形(クルル)に館まで連れて行かれます。そこでは、十分な食料と寝場所を提供してもらう代わりに人形の調律と屈辱を味わう事になるのですが・・・・・。主人公の記憶がキーポイントの真実を探す物語。人形の調律はミハエルシステムによって擬似空間で与えられた役柄をこなして行く事によって行われます。姫様と曰くありげの家庭教師、集落の巫女とその妹と落ち武者(?)、のお話が擬似空間で行われます。どこか寓話めいたSF館メイド獣妹AVGです。難しい話が好きな人はお勧め。けれどそれほど小難しいことは出てきません。音楽も雰囲気を盛り上げてくれます。実はプリエとエミール以外は真実を知っていたりします。詳細についてはCD付属の説明HTMLかHPで見ることが出来ます。ところでこのゲームはバッドエンドが多いです。大体18禁的なものですが、それ以外で18禁要素は期待しないほうが良いでしょう。(人間ってお母さんと赤ちゃんだけで繁殖出来るの?)

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