パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名:学園トライアングル (_) Janis 原画:てくてく、中村錦、緑一色 シナリオ:鈴木祐志、氷原公魚 原作:そにに 企画・製作:すたじお実験室
D SLG SLG/簡単簡潔?
SLG。「パソコンパラダイス」連載の読者参加型のテーブルトークRPGのような企画が元だったと・・・。神々は悪魔との戦いのために人間を作った。しかし、理性や知性を入れ忘れたために、欲望のままに暮らしていた。それを見た神々は人間を滅ぼそうとするが、一人の女神が理性や知性を教える学校を建てる事を提案した・・・・。そして出来たのが主人公達の三つの学校。そんなある日協定に反して、他校の生徒に襲われ妹が誘拐されてしまう。取り返すために仲間と共に出かけたが、その先に待ち受けていた陰謀とは・・・。出だしはかなりずれてます。しかし時々このノリが表に出てくるが、大体真面目。とはいえ、全20面の面クリヤー型で合間の会話はそれほど多くなく、次の目的地についてや新しい仲間の顔出しの要素が大きい。選択肢も全くないので淡々と進めていくだけだ。色々面白そうな素地を持っているのに勿体無い限りだ。さて、戦闘についてだが、難易度はそこそこだ。ほとんどのボスは動かずに長距離攻撃で無傷で倒せたり、次々と高レベルの味方が増え、レベル上げをそれほど気をつける必要がなかったりと簡単とも言える。ただ、敵との距離を見極めながら進まないとすぐ死んでしまう。慣れれば詰まる所もなくすいすい進むけれど。という事でそこそこ。道具などその他の要素なし。武器は時々手に入り誰に渡すか決めるだけ。経験地は通常敵を倒した時と当てたダメージ分もらえる。したがって低レベルのキャラはなかなかレベルが上がらない。確かにそこそこ楽しめるのだが、このようにプログラム関係は稚拙だと言ってよいだろう。戦闘でアニメーションしたりするが、こういうのはすぐ飽きる。ただ、絵は良い。21枚しかないが、当時としては丁寧だ。敵を尋問するという展開が多いので、SM系が多い。SLGとしてはそこそこ楽しめるものの、話や時にはHシーンさえ細切れにされていて、しかも最中これといったこともなく、盛り上がりに欠けるのが悲しい。(女装して潜伏捜査をしていた美少年を仲間の男が間違って襲ってしまうのですが、それをきっかけに男に惚れてしまい・・・。というお話もあるが、だからどうという展開がない。こんな感じで仲間に対する扱いがぞんざいで仲間になっても誰が誰だかほとんどわからない。)

題名:学園物語 ~いけない放課後~ (_) ピーチソフト 原画:Fine、ARU シナリオ:権田WRX
D ギャグ 意味不明の冗談?/面白く無い・・・
一言でいうと駄作です。でも、嫌いではないですね。ゲームの内容ですが題名からは想像できません。ある女学園の卒業生が異例の出世を続ける中でその学園に陰謀の匂いがしてくる、ということで学園の不正を暴く組織のエースである主人公が女装して先生として学園に潜入するお話。学園を行き来してイベントを順々にこなしていく古典的な作品。イベントで次にどこに行けばいいのか教えてくれる事もあるので楽でいいです。とは言っても実際は順々に何故かHしていくというだけのゲーム。売りといったら端々で出る意味不明の冗談だけです。「悦楽の学園」を思い出す出だしてですがこちらは明るく楽しくです。それにしても、女性の地位向上を謳っているのか・・・よくわからない作品ですが、とにかくCGが不自然さ爆発でいただけません。個性はないと思うので女装物が好きな人だけしかおすすめしません。

題名:霧島診療室の午後 (_) May-Be Soft 原画:影崎夕那 シナリオ:茂手木亮平 企画:日高真一
D(W) アブ 多彩なキャラ/システム
メイビーソフトの一連の作品の中では良品。どこが違うかというとお手軽という所。無駄な選択肢と言う物がありません。内容は親がいない一週間の間代わりに診療所で診察をすることになった響子が相談に訪れる女の人の悩みを解決します。来る人来る人、皆アブノーマルで、女の子を襲ってしまった女の子(したのCG)から、女装が癖になった男の子などなど多彩なキャラクターが続々。中には違う人もいますけど・・・。そんな人たちを診る響子(主人公)も三度の飯より女の子が好きという性格。メイビーソフトの作品が嫌いという人は止した方が良いでしょうが、値段が安かったらお勧め。しかし、短いので定価で買うのには抵抗があります。ストーリーと言う物は期待しないように。キャラクター毎のストーリー以外はほとんどないと言った感じです。

題名:31 いわゆるひとつの超らぶりぃな冒険活劇 (_) アルテシア
D ギャグ ギャグ/その他
今までで一番落胆した作品。何故か通して最後までやってしまいましたが作品としては古風なAVGと言った感じではっきり言って面白く無い。ストーリーは王子が女装をしたまま行方不明になってしまった。占い師によると魔王に連れ去られたらしい。それを聞いて王女は有志のなかから一人の若者を選んで旅に出かける。という話。場面は城、森、魔女、町、魔王の城と5個のしかありません。森の所で迷うかもしれませんすごく狭くて特定の場所で何度もコマンドしないと抜け出せない。18禁的には、考えない方が無難。展開に少し無理があるというか型にはまっているというのか、短くて意味無しの展開が・・・。

題名:聖翼学園セラフィタ (_) スペースプロジェクト 原画:魔北葵 シナリオ:佐々木酒人
D ちん×2 ちん×2/繰り返し
ふたなり・シーメール・両性具有、ちんちんをテーマにした稀有な作品。ばりばりの関西弁の主人公(女・ふたなり)がある人物から逃げるために女学園である聖翼学園に転校してくる。そこで繰り広げられる乱交の日々・・・・かとおもいきや。実はストーリーにもちょっと力を入れている。ゲームは恐ろしく濃い小ネタと乱交を交互に繰り返す作りになっている。小ネタは主人公が用語の嘘の解説をしてつっこまれたり、ぼけたりする類が多い。乱交はランダム乱数システムとかいう「受け」「攻め」とキャラクターの役割を決め、それにしたがってある程度ランダムに文章、CGが流れるというシステムのために、まとまりのないばらばらの会話になってしまっている。普通のHイベントも多少はあるが、このシステムのものがほとんどだ。一枚絵の数はそれほどでも無いが、顔CGや小CGの数は非常に多い。キャラクターはというと、下のCGの左から順に温和で大胆なニューハーフ、あれが肥大化した主人公の子猫ちゃん、ふたなり主人公、ふたなりの主人公の従姉、運動馬鹿のばいぶ使い、運動馬鹿の女装弟。後は乱交仲間ではないが、コギャルと電波少女が一人ずつ。意外とまともなストーリー展開とシナリオなのでちょっと驚きました・・・・Hイベント以外は(ちんぽが死ぬぅ~~~~ってあんたちょっと・・・・)。選択肢もあり、エンディングの種類もいくつかある(非H)。プレー時間も長め。しかし、ふたなり耐性がなければプレーするのも辛い作品なので、そっちの趣向がある人以外はやめておくのが無難かも。(Win版は「あくいれじあ白書」という名前で声付きで発売された。)(毎夜Hイベントが発生する。しかし、大概同じ展開になってしまって、せいぜい人数が増えた後の数回しか意味がない。なのに毎夜発生するので面倒。ちなみにプレー期間は一年だが、日にちは飛び飛びだ。)セラフィタ=seraphita

題名:たまご料理 (_) ボンびいボンボン! 原画:飛鳥ぴょん・きゃろらいんようこ・小本田絵舞・聖少女・MIRIKO・あずき紅・KOMA・榊雷輔・猫井るとと・横田守 シナリオ:CRUSHER TANABE、REDWOOD CITY
D 多彩な原画 多彩な原画/コミック
多彩な原画家が競演する20のオムニバス作品。「借金取りと娘」「お姉さんとボク」「GR-17」「妖魔ハンターR」「漂流記」「L.A.バイス」「告知病棟」「禁断のシュート」「囚われた王女」「オレ様は大宇宙海賊」「くの一関ヶ原異伝」「翔龍伝説」「そんなに燃えちゃいやっ!」「勝ってピーッ!」「高校講師」「ランプに御用心」「御嬢様と呼ばせて・・・・」「魔法少女プリティー・キャティ」「霊媒師おりてきてH」「ラストウエスタン」。とこれで全部だが一つ一つ説明するのも面倒なので説明はしない。ただ、シナリオが二人いるので二通りのパターンがあるはず。終わり方はそれぞれで驚くものからバットエンドやハッピーエンドまで多彩。CGは一つに三枚ずつ。途中の選択肢は飾りでエンディングは一つ。ゲーム史上でも他に類を見ないゲームなのでやってみてもいいかも。(ただの紙芝居なのだが、変わった話が多い。個人的には好きな作品。)(下のCGは「お姉さんとボク」。相思相愛で同棲するのだが、女装させられて犯される話。)(サブ原画として、樋上いたるも参加している。)

題名:なりきりプリンセス ~女になったボクを見て!~ (_) ZERO
W 女装 ラブコメ/凡作
女装ラブコメ。入学したての主人公は偶然出会った女の子に一目ぼれしてしまう。彼女が演劇部に入る事を知って、見学に行くと・・・・部長に女装をさせらてしまう。なし崩し的に、演劇部では女の子ということで生活する事になってしまう。女の子同士だからあんなことも?というようなストーリーだが、6人のヒロインの内でその事を知らないのは3人だけ。各CG6枚しかなく部長があっちの世界に逝ってしまわれている以外は大した見所のないHシーンとシナリオ。ストーリーはまぁ設定と言い換えても良さそうで、幼馴染以外は、あるようでないようなもの。共通部分がほとんどで、個別部分は仲良く会話するというのがほとんど。分岐らしい分岐もなく、非常に単純な作りをしている。プレーする方としては、簡単でありがたいが、もうちょっと展開の幅が欲しかった気がする。あまりに皆展開が同じなので飽きてしまった。女の子同士ならではのイベントは、一緒にシャワー浴びたり、ランジェリーショップ行ったりするくらいであまり大したものはなかったように感じた。主人公にしてもその立ち絵さえほとんど表示されないので、女装しているのかどうかさえ良く分からなかった。しかも女装している時でさえ、極々普通の主人公だった。低価格だけあり、背景や立ち絵、そこかしこに手抜きが感じられた。プレー時間は5、6時間だが、2、3人目からはスキップする時間ばかり長く単なる消化作業になってしまった。普通にラブコメとしては良いかもしれないが、それ以上でもそれ以下でもない凡作。(女装の姿に惚れる男のものを部長と共にフェラをする場面は特殊かも。)(非常に分かりやすいセリフが多かった。いかにも主人公の事が好きな幼馴染とか、いかにも鈍感なヒロインとか、そういう分かりやすさがちょっと行き過ぎて白々しさが目に付いた。後、主人公の女装で同一人物だと気づかない、ヒロイン3人と男の鈍感さもちょっと・・・・。)

題名:マリンルージュ (_) Discovery 原画:森永みるく シナリオ:H・MIYABI
D H 用途限定?/一本道・・・
南国のリゾートである小島でのナンパ物語+α。オープン前のマリンルージュへ抽選で当たったために行けることになった主人公とその義姉。異常に仲の良い二人は一線を超えつつ島に来ている少女達と仲良くなっていく。その中の一人に惚れてしまった主人公はその人のために島の利権争いにまきこまれていく。基本的に一本道で選択肢は無意味。ただ一回エンディングを迎えるともう一つの物語が楽しめます。最初は正義の味方で純情(?)物語、次に鬼畜な物語と内容は180°違います。意外とキャラクター設定が細かかったりしますが、ほとんどHシーンばかりなので物語は調味料程度。女装してるM男君と女王様、バニー、特別なキャラはこれくらい。短めだし一本道で見てるだけだけれど回想モードやCG鑑賞はあるので実用的(?)。買ってもいいけど趣味の問題が絡みそう、絵が気に入ったら買ってもいいかも。

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