パソコンゲームの解説、感想集[廃虚碑文]
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題名::LOOP ~いざなひの回帰点~ (_) Grocer 原画:メルバ シナリオ:島村 まこと
D H H?/極短
きれいな女性とやさしい美青年が暮らしている館。最初は親切に接してくれるのが、突然調教されてしまう不幸な少女達の物語。4通りのストーリーがあるがあっと言う間に終わってしまう。(分岐後再分岐で4通り)時間にすると5分程度。全部やっても10分で終わりそう。驚きの短さで当時定価の7千8百円で買った人はメーカーに恨みを持ったことでしょう。さておかずゲームである訳ですからHシーンがなければ話になりませんが7、8個あります。CGも大体4~6枚ずつありますから意外に多そう。青髪の主人公がいじめられる物が多いですが、友達は何故か浣腸が多い・・・。ついでに男同士というのもあり・・・。4通りの内1つは何もされずに逃げれますが、他は館で暮らしてます。下のCGは良く見ると汚いですが、HCGは気合入って奇麗に仕上げています。(Win版も出ています。イベントが増えているらしい。なぜか副題が変わってます。)

題名:Loop Hero (一般)(_) Four Quarters
W ローグライク ゲーム性/単調
ローグライク。小マップに輪っか状に通路があり、自動でそこを周回して敵と戦うゲーム。マップにはカード(施設)を設置できる。カードはゲームスタート時に既定の枚数を選択する。主人公のパラメーターを向上させたり、特定の敵が出現させたり、様々な効果が発動する。戦闘は自動で、結果としてカードや武器、経験値、物資が取得できる。ある程度カードを置くとボスが出現するが、勝っても周回は続けられる。物資はマップから出た後、拠点での設備、アイテム作成などが行える。その結果、ゲームを有利に進められたり、新要素が解放されたりする。ボス戦などごく一部でストーリーがあるがごくごく薄味。プレー時間は10~30時間ほど。ローグライクとしては小粒。あまり進んでいる感がなく最初から最後まで同じようなプレー感なのが残念なところ。小粒なゲームであることを前提とすればよく出来た良作。

題名:ルーンファクトリー3 (一般)(_) マーベラスエンターテイメント
NDS 牧場ARPG やり込み/なし
ARPG。冒険する牧場物語。主人公は記憶喪失。村人との会話、冒険、農業、釣り、料理、調合、鍛冶をしながら生活していくゲーム。結婚システムがあり、ヒロインと仲良くなるのも主目的の一つ。タイムリミットがあるわけではなく、自由にプレーできる。ふんわりした雰囲気の優しい世界観とやり込み可能なゲームバランスが魅力。やり込みとしては、アイテムコンプリートやレベルアップ(最大1万レベル?)があり、それに対応する入るごとに変わるダンジョンが存在する。プレーしていてストレスがあまりなく、やりたいこと、やらないといけないことが目の前に広がっているので、熱中できる。キャラクターがかわいいのもグッド。スキルレベル制を採用しているので、繰り返すことでレベルアップする。例えば料理を繰り返すと出来上がる料理のレベルが上がって、効果が高まったり、高く売れる。難しい料理は必要なレベル以上でないと失敗する。なので、効率的にレベルアップさせ、儲けの源泉を作れば、大体のことは解決する。ヒロイン達の好感度もアイテムで上げられるし、キャラのレベルもアイテムで上げられる。スキルレベルはお金で解決できないが、繰り返し料理をするための材料はお金があれば買う手段がある。なので、最終的には札束で殴るのが効率的になる。ストーリーは薄味で、ヒロイン達とある程度パターン化された日常会話と、各9回くらいのイベントがあるのみ。イベントはお使いだったり、アイテムを渡したり、会話だったりで、ボリューム的に1分くらいでも十分終わるくらいのもの。薄味だからこそクラフトに集中できるので、バランスとしては悪くはないはず。ただ、声優さんが豪華なのにほとんどしゃべらないので、もうちょっと話してもよかったのではないかと思う。ハードの制限だとは思うけれども。(裏ダンジョンクリア時は、472レベル、HPは2万くらい、ルーンシールド、インビジブルブレード(ヌッシーのうろこで強化)、ロケットウィング、魔法石のイヤリング、ハートのイヤリング)

題名:Rainy Blue ~6月の雨~ (_) R.A.N Software 原画・他:雨音颯 シナリオ:眼鏡友の会E.C
W 恋愛 ・・スト・・-リー/眉毛?
恋人が事故で死んでしまってからその傷が癒えるまでの物語。同居している従妹や死んだ恋人と同じ顔をした転校生、事故から恋人に助けられた難病の少女、そして死んでしまった恋人。彼女達との恋愛物語。急に動き出した恋人のくれた人形が主人公を励まし、物語を盛り上げる。選択肢は単純な物が多くほとんどのエンディングは簡単に迎えられる。ボリュームも少ないので10時間もかからないだろう。ストーリーは感動系で取り立てて書くべき事もないが悪くはない。物語上、最後に驚くような展開というものは無くただ恋愛+死を乗り越えるという展開が繰り広げられ、作品紹介でも読めば大体の中身が推測できるような内容だ。全てのキャラクターに声が付いている。特に主人公の声が付いているので独特の雰囲気が醸し出されている。システム面ではセーブポイントが少ない事以外は、もしかするともっとも便利かもしれないほど良い。廉価版も出ているので買ってみてもいいだろう。個人的には笑わせてもらいました。(注:ギャグはなく、恋愛で)(このゲーム二点だけ気になったことがある・・・・・。どちらも従妹についてだが、左右対称に目の下にあるほくろと、眉毛だ。ほくろはただ単に不自然なだけだが、眉毛は下のCGを見れば分かるとおり髪の毛の上にある。姉妹の一部CGではそれが濃すぎてとっても不自然。)

題名:REIRA (_) Silky's
D アンドロイド シナリオ/総当り方式
アンドロイド。近未来。宇宙に進出した人類は危険な作業を回避するために、アンドロイドを開発した。しかし、時とともにスレイヴドールと呼ばれ、性行為を目的とした愛玩用として一般家庭にも普及するようになった。そんな中、暴走し逃亡したスレイヴドールを捕獲する専門の部署がおかれ、彼らはハンターと呼ばれるようになった。そのハンターである主人公は、連続殺人を犯したスレイヴドールの潜伏先と思われる工場を捜査し始めるのだが・・・。ということで、多少の推理要素も兼ねそろえた刑事物。スレイヴドール、しかも女性型しかいない工場をうろうろするのみで、工場のオーナーが怪しい行動をとらなければ、本当にただ女好きの変態がなにかやっているとしか思えない。オーナーに虐げられているというのは分かっても、彼女らの過去などの性格付けはあまりされていないので最後の部分以外は、特に印象深い部分はない。絵も微妙。首が長過ぎたり、がたいが良すぎたり、顔部分の配色が暗すぎたり、バランスが微妙。システムはもっと微妙。ほぼ総当り式で、時々最後のフラグが分からずうろうろすることがあった。Hでは、お触りシステムを採用しているのでなおさら面倒だ。しかも、一本道であるにも関わらず、固定イベントの合間に覗き見Hがいくつかあり、普通にプレーしているだけでは全てを見るのは難しい。しかもセーブは特定箇所でしか出来ない。メッセージスキップは早いが非常に面倒だ。そのため、それほど内容がないにも関わらずプレー時間は5時間近く掛かった。細かな所で笑わせようとしているらしいが、ほとんど笑えず、突拍子もない行動と女の子への悪戯という標準的な主人公の行動を律儀にこなす。最後の部分のみちょっと珍しいが、基本的には凡作。(CG枚数は大目。約7人のヒロインに各2回以上Hイベントがあり、その他に覗くものがいくつかある。はげオヤジのオーナーが関わるもの多数。)(背景に何らかの動く物体があるのが、売りなのかも。作業員だったりまん丸の生き物だったり。ただ、Hシーンでそれがうろちょろするのはどうかと思った。)(以下、ネタばれレイラがアリシアで、その協力者として、ソフィアとメイがいる。と本当はレイラを捕まえるのが目的なのに、オーナーの弱みを探索するのが主になっているのがいただけない。ツンツンしていた、メイが主人公に助けられて恋する乙女になってしまうという重要な場面では、唐突さだけが際立つ。コットンとシルクは物語と関係なく、姉妹で愉しんでいるだけだし。カリンも若い男とセックスしたいだけ。アニスは主人公に惚れてしまったらしいのに途中から出番がない。重要な役目を持っているはずのソフィアは単なる謎めいた女性でしかなかった(エンディングでも行方不明になっている)。メインヒロインだと思われるアリシアは中盤出番なしで終盤に唐突に再登場して違和感がある。憎むべきオーナーは滑稽さの方が勝ってしまってどうでもいいキャラクターになっている。一応、しっかりしたストーリーがあるはずなのに下手なせいで全て殺してしまった感じ。オープニングで最終的には奴隷的なアンドロイドの立場がおかしいという主張で、虐げられたアンドロイドとしてレイラが出てくるのだろうと推測出来るのもいまいちの理由かも。最後のアリシアが罪を償うために溶鉱炉に落ちる場面のやり取りは悪くないし、妹的存在のメイとのその後の生活の描写も悪くない。けれど、そこに至る部分が台無しにしている。

題名:Legend Of Royal -幻の宮殿- (同人)(_) 大山秀一
F(W) 本格派?RPG シナリオ?/ゲームバランス
作者のWebサイト
RPGツクール2000作品。ある日ドジな天使が修行のために地上に落とされ、地上で起こっている大事件を解決するという恋愛メイン(?)のRPG。意外に長く、途中のシナリオは可笑しいものが多いが・・・というか主人公の天使の性格で明るくなっているが実はシリアス。ストーリーなどは至ってシンプルで戦闘も歯ごたえがある。個人的には歯ごたえがありすぎて途中で嫌気がさした。敵一匹を倒すのにあまりに時間がかかりすぎる事や、レベルアップで大した変化をしないせいだと思う。専ら装備品で能力値が上がっていて一つ一つの落差も激しい。ただ、全体として見るとなかなか良く出来たゲームで正統派RPGをしたくなったならやってみるのもいいだろう。(ミニゲームが少しあり、爆弾で怪しい岩などを爆破して進路を開くシステムはあるが、あまり代わり映えしない。)

題名:Let's! パイレーツ ~とらぶる・ばかんす~ (_) Zyx 原画:金子光晴 シナリオ:GM(朝凪軽)
W 百合 百合?/薄い?
レズ。大金を稼ぎ、バカンスにやってきた海賊の主人公カップル。研究資金を溜め込んでいるというマッドサイエンティストの噂を聞き探し始めるが捕まってしまい・・・・。というストーリーで、基本的には姉貴肌の主人公とすかたん子猫ちゃんとの会話を楽しむ(?)ゲーム。ナレーターにいちいち反応する以外に特に特徴のない会話だが・・・・。Hイベントは彼女らの絡みと、マッドサイエンティストの美人助手とのSMまがいが主で、後はタコやイカにやられてしまうものとバッドエンドや人体改造が少しあるだけ。バッドエンドは3.5個、不幸エンドでそこそこしかHではない。エンディングはHひとつに普通がひとつ。システムは、メッセージスキップ機能がなく連打しても音声の部分で止まり、音声は右クリックでスキップしなければならず快適とは言えない。CG鑑賞や二個しかないがプレールームはある。音声やOPムービーは当時としては悪くないだろう。細かいことを考えずにシナリオさんの名前を見てプレーするかどうかを決めるのが吉だろう。ゲームは2、3時間はかかるが、Hは薄め。内容もいつものような、おぼれる感じのものが少なかった。とにかく、一流の海賊にしては間抜けすぎるとか、伏線が潰されていることなんかは気にしてはいけない。適度に馬鹿らしいストーリーのある、Hゲームだ。(「TRIGGER」の続編ということになっているがジャンルからして、宇宙海賊物と18禁的探偵物というようにまったく違う。ただのりやいくつかの展開は同じ。)(攻略が意外と骨が折れる、武器を二つ持っていく事には気をつけるように、媚薬を手に入れるとエンディングが変わります。)(おまけCDドラマが付いているがもう少しストーリーに工夫して欲しかった・・・・切実に。)(XPでは「inst2000」を使ってインストールする必要がある。)(子猫ちゃんは、3年前襲った船から誘拐した少女で長年の調教の成果で従順なペットになったという・・・・ついでに書くとどちらも相手が初めての相手。それにしても・・・・実はひどい話。)

題名:檸檬 ~影絵亭ノスタルジヤ~ (_) 13cm 原画:さっぽろももこ シナリオ:うつろあくた
W H シナリオ/CGが少ない
Hが目的のゲーム。毎夜5人の内から選んで特定の彼女と15回行為に及んだらエンディング。種類は5種類で各3パターン有り。CGは各10枚。内5枚が真夜中のCG1枚が待ってるCG、残り4枚はエンディング。最初は二人で順繰りに増えていきます。その他の会話などはほとんどなし。あっても激短。真夜中は激長。その代わりCG1枚でパターンが少々あるだけ。選択肢は誰と何するかだけ。過激ではなくまともに行為が完遂出来るようになったら終わりというレベルが多い。どちらかと言えばCGを見るというよりボイスを聞くと言った方が正しい。ストーリは影絵亭の主人になった主人公はそこがただのカフェではなく春を売っていることを知る。そこが主人公の物になったので春を売る事を中止するが・・・・。と短く言うとこう、主人公の性格は大人しくて優しいです。ストーリーはないような物ですがエンディングが気に入りました。恋愛ではないけどあたたか。音楽や声優も○です。大正という時代も味がある。でもHとなると・・・CG少ないのが致命的?

題名:レモンエンジェル (_) フェアリーダスト シナリオ:かに
D 原作有り? オムニバス・・?/ロード、早送り不可
正確な事は定かではないが、漫画の外伝的作品だと思う。当時大人気だったとか聞く亜美が出てくるので合ってるはず。ロード出来ないのが辛い。内容は異次元に落ちてしまった友達を探すため6つの次元を探し回るお話。内容はSF、昔、メルヘン、アイドル、忍者、性転換の6つ。当然の事ながらお勧めしません。笑いも少ないし、ほのぼのというかなんというかでお話が進んでいくだけ。話もなにもあったものではありません。無理やり18禁にして終わりってゲームです。(「昔」のシナリオなんか昔の自分達に剥かれてそれで終わり。)

題名:Re-Leaf (_) C's ware 原画:CARNELIAN シナリオ:DR2
W_?? ストーリー?/バグ大爆発
謎です。謎解きがメインのゲームです。この会社が作ったというのが一目で分かる作品。綺麗にある意味写真のようなCGと緊張感のあるストーリーは間違いなく良品でしょう。音楽も純日本風で印象深い。当然物語自体も純日本風。そこが気に入った逸品です。難点を挙げるとバグがすごい事。クリアー時に見てもいない画像が見たことになったりやってもいないイベントが済んだ事にになって混乱します。この作品、意外と売れなかったようです。この会社は固定客がいるのでそこそこは売れたようですが何故かこれだけの作品がそれほど売れなかったようです。作品の内容は鬼である主人公がとある理由で郁美という少女の体に入ってしまいました。そして意識を交換することによって物語が進展していきます。(郁美は鬼のことは知りません。)物語の中には物の怪や様々な人間が出てきます。中には鬼の存在に気づいていたり、いろいろな思惑が交錯していきます。さて鬼は無事自分の体に戻ることができるでしょうか。と非常に簡単にいうとこんなところです。二つの世界、人格が絡み合って複雑な物語。固めの物語と表現しても良いでしょう。冗談も時々あるのですが面白くて笑ってしまうという類の物はあまりありません。通り一辺倒シリアスな物語ですのでそういうものが嫌いな人にはお勧めできません。これだけシリアスな作品を出しているのは「r.」と「C's ware」の二つが印象的ですが話の重みでは圧倒的に「C's ware」の方に軍配があがります。(実際と違うことが描いてあるので修正。謎解きと書きましたがどうやらそうでもないらしく、複雑にしているのは人間関係で、何故こうなったかの謎の部分は原著(昔話系)でも読まないと分かりません。もしかすると次回作を作る予定だったのかも。)

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